yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

2008-01-01から1年間の記事一覧

幸せを運ぶ牛

ギフトの出荷を無事に終え、やっと息つく余裕が生まれた12月後半・・・。 今年のギフト出荷には、私たちが大きな大きなギフトを頂き、反省だらけではありますが、楽しいことうれしいこと満載の幸せな1年になりました。 年末に私たちがいただいたギフトはこちら…

元気をくださる素敵な家族

がんばるだけがんばって、それでもどうしようもなくて、あとはただ祈るしかないという事態を幾山も超えながら、ひとはやさしく強く、魅力を増すのでしょうか。 南山の近江牛生産者さん、木下牧場のご一家が、ご主人の退院祝いに、南山へおいでくださいました…

素敵なお祝い事のために

還暦なんて・・・。 ひところは、60歳のお祝いをするなんて、祝う側も祝われる側も気まずくなるような、そんな気がしたものですが、先日「南山はなれ」で還暦のお祝いをされたご家族がいらっしゃり、その麗しい空気にうっとりしてしまいました。 やはりい…

乾坤一擲(けんこんいってき)の大勝負

日本実業出版社の定期刊行物「経営者会報」の12月号に、とても難しい漢字が載っていました。 「乾坤一擲」。 苦労して調べた結果、これは「けんこんいってき」と読むのだそうで、意味は、〔さいころを投げて、天がでるか地がでるかをかける意。運命をかけて大…

38年目の南山「永源寺館」

昭和46年11月、京都・北山通りに移築された南山永源寺館がこの11月の連休で37歳になりました。 38年目の南山、この連休には見惚れるような美しい舞妓さんもご来店くださり、ケーキや花束以上のハッピーバースデイになりました。 しかも、木下牧場さ…

元気に焼肉! 「うし年」がやってくる 

昨日、「KANSAI1週間」という雑誌の取材がありました。 来年がうし年ということもあり、新年早々1月5日発売号は牛肉の特集。 そこに「短角牛」も登場するらしく、南山もここに載せていただけることになったのです! 記事に載るスタッフ代表の撮影を…

ささやかな冬支度

暖かすぎて街のクリスマス飾りが似合わなかった11月も、ようやく冬の訪れを感じさせる寒さになりました。 今日は南山もささやかなクリスマス飾り。 足元に、近くの山で切ってきたヒマラヤ杉の枝を敷き詰めて、岩泉町の釜津田から来た短角牛も、清里の「萌木…

華やかな宴、但馬の子牛市場

11月12日は、モクモクのセミナーで得た、重たすぎる宿題を抱えたまま京都駅から福知山経由で和田山へ。 そこから車で10分ほどのところにある藪の「古城旅館」で木下さんたちと落ち合いました。 この旅館は、但馬の子牛を買い付けに来る方々の常宿。市の前日…

手づくりなファームの愛

11月10日・11日とモクモク手づくりファームで「日本最強!地域が元気になる観光交流セミナー」が開催され、岩手県岩泉町の皆さんと一緒に参加させていただきました。 学んだことは・・・つまり、愛です。 時間と手間ひまをかけていねいにつくりあげたものにこ…

素敵なチェンジメーカーたち

岩手からはるばる岡山県高梁市に嫁入りした短角牛の娘っ子たちの画像がメールで届きました。(右) 耕作放棄地に入植した4頭の短角牛たちが、これからどんな幸せを生み出していくのか、わくわくします。 京都の「日本海牧場」さんでは、赤土だらけの山肌が…

「食べていける」ことの嬉しさを噛みしめて

「安家地大根(あっかじだいこん)が収穫期を迎えました」と、連絡を下さったのは、「大根は売れても、私はなかなか売れませ〜ん」と笑わせてくださる、岩泉に恋したIターンのマドンナT女史です。 スローフード協会から短角牛と並んで「味の箱舟」に認定さ…

食の「たからもの」に囲まれて・・・

今日から、南山の新米は「かぐや姫」に代わりました。 10月中旬に刈り取られた近江悠紀会さんの「かぐや姫」! それはそれは美味しい新米です。 「かぐや姫」は、平成5年の大凶作で全滅に近い田んぼに3本だけ直立して生き残っていたササニシキの突然変異種だ…

農家さんの「気持ち」、すごいお土産

昨日、木下牧場の木下その美さんたちが、遅がけにご来店くださいました。 急なことなので何事かと思ったのですが、後藤お父様・お母さまと、ご主人、次女のさやかちゃんの5人でにぎやかにおいでくださり・・・、 「やっとのことで、うちの牛のマクとハラミが…

10月のお祭り騒ぎいろいろ

京都の10月のお祭りと言えば、10月22日(水)の時代祭と鞍馬の火祭。 同じ日に、京都の三大祭と三大奇祭があるのですから、10月22日は、京都の人口密度はかなり高くなります。 時代祭は…、すんまへん、まだ見たことおへんけど、鞍馬の火祭りは、よ…

南山の自慢の産直牛

先日、待ちに待った2シーズン放牧の短角牛が届きました。 岩手県岩泉町の釜津田生まれ釜津田育ちの牛です。 この釜津田こそが、短角牛のルーツ「釜津田牛」の名声を古い記録に残し、明治4年にアメリカからショートホーンが婿入りしてきてからは、ひたすら…

農家さんと一緒に過ごした秋の1日

10月12日の産地交流ツアーは、芋掘りから始まり、稲刈り、焼き芋、稲わら集め、牧場見学、そして南山での焼肉宴会・・・と、夜遅くまでたいそう盛り上がりました。 楽しいと疲れないものなのでしょうか・・・。笑いすぎたせいかもしれませんが、おかげさ…

2回目の稲刈り&牧場見学ツアー下準備編

昨年から始まった田植えと稲刈りのイベント、今年の稲刈りは10月12日です。 その下準備打ち合わせに現地へ行ってきました。 まずはいも掘りのため、あらかじめ茎や葉を刈っておいてくださった岡部農園さんの畑で段取りの打ち合わせ。 大きなおいもが顔を…

お天気に恵まれた研修旅行

昨年の研修旅行では、2日間のお休みをいただいて、たねやさんや永源寺ダム、モクモク手づくりファームへ行きましたが、今年は日帰りで一日だけ休業させていただき、滋賀の農家さんのところへ行ってきました。 午前中は、「南山のこれまでとこれから」につい…

知ることの重みと焼肉屋の使命part2

日本海牧場さんの短黒の母牛(短角牛)放牧や、土佐のあか牛など、素牛(繁殖用のお母さん牛)を放牧する畜産は、あちこちで見られるのですが、「いわて短角和牛」は、お肉になる牛も4ヶ月以上放牧されていることが条件の地域ブランドです。 モクモクさんから…

知ることの重みと焼肉屋の使命

有限会社シェパード中央家畜診療所の代表取締役松本大策先生は、ご自身のサイトの中で、食の安全について、次のように述べておられます。「本当の食の安全」で、最も大切な最低限の事ってなんでしょう? それは、「食べ物がある」ということです。・・・最低…

農家さんが支えてくださるレストラン

先日、外食産業のそうそうたる方々が南山においでくださり、「食育委員会」を南山で開催してくださいました。 おかげで、私も久しぶりに「南山はなれ」のコース料理のお相伴に与り、ご馳走になりました。 近江牛の牛刺しと短角牛のとろろユッケを人数分盛り…

有難い農家さんとのご縁

8月の好天で刈り入れ時期が早まるはずだったお米は、お盆過ぎからの雨で田んぼが乾かず、どこの農家さんも大変なようです。そんななか、何とか8月末には一番に収穫期を迎える「あきたこまち」が無事南山に届き、9月1日から新米フェアが始まりました。 今年の…

滋賀の生産者さんの心意気

お盆を過ぎ、天気になれば稲刈り…という段取りが、雨・雨・雨・・・。 新米の収穫は遅れ、近江牛の農家さんは稲わら集めの予定が立たず…、で、天気に左右される農家の方々は大変です。 焼肉業界も、秋の気配を感じるころからシーズンオフ入り。それこそ秋風…

五山送り火が運ぶ涼

鳴くセミも黙るほどの暑い日がつづいた京都の夏でしたが、例年通り五山送り火を境に、すごしやすい暑さに落ち着き、秋の虫の音が聞かれるようになりました。 五山送り火の日には、たくさんのお客様をお迎えして共に命のリレーへの感謝をささげ、おかげさまで…

滋賀県の食料自給率の不思議

やまけんさんが、食料自給率の数字から見える大問題について深刻に書きとめておられましたが、今年の夏の暑さや異常に激しい雨に、私たちはもうすでにただ事ではない事態の渦中にいるのだと実感させられています。 私は、金丸弘美先生の「フードクライシス」…

滋賀の農家さんの心意気

今日は、米ぬか農法に取り組んでおられる近江悠紀会の茶谷さんのところへ行ってきました。 木下牧場さんが、午前中に茶谷さんの牧草を刈り取られると聞いたからです。 スイカ名人の茶谷さんの畑は、空高く飛ぶスイカが目印で、すぐにわかりました。 茶谷さん…

お盆を前に・・・  

3月からお出ししていたプレミアム短角牛がいよいよおしまいになり、今日は、通常肥育の短角牛が2頭分届きました。 うれしいことに、どちらも岩泉の釜津田生まれ釜津田育ちの短角牛で、佐々木一二さんの「はなこ」と、畠山利勝さんの「石藤」。ひらがな名の…

田んぼと畑に学ぶ不思議な魅力

近江悠紀会の岡本さんから「今年の新米はいつもより早く収穫できそうです。お盆過ぎには南山の店頭に展示するはさがけ用の稲も用意しておきます」との電話がありました。 5月の末に植えたバケツのかぐや姫も、こんなに大きくなっているのですから(右上画像)…

暑い、熱い、1日

やまけんさんを招いて開催された7月12日の短角牛セミナーには、よくぞと思えるほど中身の濃い方々がお集まりくださり、本当に楽しい1日を過ごすことができました。 北海道から鹿児島まで、日本各地から「牛肉」に深く関わっておられる方々がご参加くださり、…

やまけんさんの「短角牛オフ会」で学んだこと

7月12日(土)に南山で開催される「プレミアム短角牛を食すセミナー」は、岩手県の主催なのですが、ここにやまけんさんが講師で招かれています。 「やまけん」さんは、ご自身「いわて短角和牛」の素牛(母牛)のオーナーでもあり、今春生まれた子牛があまりに…