yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

2回目の稲刈り&牧場見学ツアー下準備編

yakinikunanzan2008-10-11



昨年から始まった田植えと稲刈りのイベント、今年の稲刈りは10月12日です。


その下準備打ち合わせに現地へ行ってきました。


まずはいも掘りのため、あらかじめ茎や葉を刈っておいてくださった岡部農園さんの畑で段取りの打ち合わせ。
大きなおいもが顔をのぞかせていました。



焼き芋にするには前日からもみ殻の山に火をつけておくのだそうで、稲刈り予定の田んぼの端っこに、もみ殻の山ができていました。



こんな風に焼き芋をするのは、現地の年配の方々も何年ぶりかの挑戦で、ああでもないこうでもないと、みなの記憶をたぐり寄せるようにして準備くださってました。


3反の田んぼを手刈りする大変さは昨年で身にしみていましたので、今年は先にあらかじめ刈っておいてくださり、牧場へ届ける稲ワラも乾かしておいて下さっていました。天気次第でワラがだめになっては・・・とのご配慮です。



農薬のかかっていない田んぼの稲ワラだから、さぞかし牛が喜ぶだろう・・・と、お手伝いくださっていた地元の方も、誇らしげ! 
「薬も撒かんで酢を撒くなんて、最初はそんなんで米ができるかと思ったけどなぁ・・・」と、長年米ぬか農法に挑んでこられた岡本甚太郎会長のすごさを口にしながら、稲ワラの束ね方を教えてくださいました。


こういうはさがけ作りができる人も数少なくなり、田んぼにまつわるいろんなノウハウや伝承文化が今にも消えてなくなりそうです。
今の情けない大人世代の一人として責任を感じ、申し訳なくなりました。



隣の田んぼになっている古代米の赤米と黒米も分けていただき、稲穂を車に積んで帰りました。連休にお客様にプレゼントの予定なのですが、実がしっかり実ってしまうとせっかくの赤と黒コントラストは、わからなくなり、モミに守られた普通の稲と変わらくなっていました。


帰り道に木下牧場さんへ立ち寄ると、稲ワラを干すはさがけの横木がくまれており、こんなことも木下さんのお父さんというベテランがおられればこそのことで、頭が下がりました。



せっかくの上等の稲ワラを、稲刈りのときに牧場へ届けたいとの単純な思いで企画した稲刈りの第2弾、いやはや、大変なお手間ばかり農家さんにおかけしてしまうことになり、大反省です。


稲刈りだけでも大騒動だった去年のイベントが、今年は芋ほり・焼き芋・稲刈り・はさがけ作り・牧場見学・・・とバージョンアップしたのですから、大変でも当たり前と言えば当たり前なのですが、南山と仲良い農家さんが、ここまで一緒に遊んでくださることに感謝しつつ、「来年は、もっとバージョンアップさせていきましょう」、と現地の企画担当の岡本部長の一言に励まされて帰ってきたのでありました。


皆様、本当に、お世話になります。