yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

2008-01-01から1年間の記事一覧

硬いお肉の、味のある物語

今日から南山のおすすめメニューに、合鴨の料理が登場しました。 右の写真は、合鴨のガラでとったスープを冷たいジュレにした盛岡冷麺です。 トッピングは合鴨のスモークと九条ネギ。 カモネギとはよく言ったもので、さすがに相性が抜群です。 こんな粋な新…

畜産の本来の理念にふれて

牛は、古くから農耕牛や荷役牛として活躍し、人間の暮らしと共にあったものですが、この力持ちの働き者が、人間の食糧として飼われるようになり、そのあるべき姿が厳しく問われ始めました。 世界的な食糧危機を前に、いつも槍玉にあがるのが「肉食」。特に日…

花を愛でる幸せ

昨年から、北山通りの街路樹の周りに花を植える活動が始まり、今年は南山もその活動のお役を引き受けて、花を植えるお手伝いをさせていただきました。 南山の位置する地域とその隣の地域を回って会費(協賛金)集めと花の植え替え作業です。 冬〜春にかけて美…

世代をつなぐ、農村まるごと保全向上対策

5月25日(日)、「雨天決行」とはいえ、前日までの大雨にはらはらさせられながら、小雨の中を、今年も近江悠紀会さんの田んぼへ田植えに行って来ました。 あやしい天気ながらも、ふたを開ければ地元の方々も含めて総勢約90名の参加! 天気もみるみる回…

命を育む母の日に

南山からまもなく生まれようとしている新商品、近江牛弁当と短角牛弁当・・・。 15度以下の冷蔵保存で6時間以上置いて、味は、見た目は、衛生検査は、そしてパッケージデザインは・・・と、新しいものが生まれるときはなかなか大変です。 昨日(土曜日)は、雨の…

今年もやります! 田植えツアー

田植えの季節です。 南山の田植えは、今年は、5月25日(日)です。 雨天決行で、いろんなプログラムを農家さんと企画中ですので、降れば降ったで、それも楽しいかもしれません。 昨年5月26日に初めて田植えをさせてもらった近江悠紀会さんの田んぼ、今年…

農家さんといっしょに遊ぶ、産地交流バスツアー

田植えの季節到来です。 今年も南山は、近江悠紀会の岡本甚太郎会長の田んぼをお借りして田植えに出かけます。http://www.nanzan-net.com/fair/0805_1.html 5月25日(日)午前9時に南山をバスで出発し、マザーレイクを守るベジタブルロードの岡部農園さんの畑…

畑とつながるメニュー開発セミナー

4月22日、23日は、FARCA今年度最後のセミナーでした。 FARCAの校長先生小役丸秀一社長の本拠地、福岡県岡垣町のぶどうの樹(グラノ24K)で開催されたちょっと信じられないぐらい濃厚な、うまみぎっしりのセミナーでした。 グラノさん恒例の新メニュー試…

食と農の危機! 

昨年6月のFARCA大交流会で記念講演をしてくださったピーターD.ピーダーセンさんからメールでお誘いを受け、東京の国連大学で開催されたシンポジウムに行ってきました。 シンポジウムのテーマは「本来農業への道」〜持続可能な農業と地域を実現するために、い…

命あるものからの痛切な問い

私、生きている実感が無い。自分が自分じゃない気がする。生きていてもつまらない。私が死んだら、誰が悲しんでくれる? 私は必要とされてる? どうせ、私なんか・・・。 4月から中学校へ通い始めて1週間過ぎたところで、多感な少女はふさぎこんでしまいま…

南山の牛肉は、今!

「スーパー短角牛」または、「プレミアム短角牛」または、「トウモロコシ多給肥育牛」などと仮に呼称されている「特別肥育の短角牛」が、4月から南山のメニューに並んでいます。その味は!! 文句なしにおいしいんです!!! 生産者さんの汗と涙がしっかり伝…

日本海牧場のJAS認定「京丹黒和牛」入荷!

京丹後市網野町の日本海牧場さんから、短角牛と黒毛和牛の和牛間交雑種「タンクロ」が入荷しました。 日本海牧場さんでは、日本海を見渡せる雄大な放牧場で短角牛のお母さんが過ごしていますが、その母が生むのは黒毛和種のお父さんの種から生まれる子牛たち。…

プレミアム短角牛、まもなく入荷!

牛肉を作るためには、1頭当たり5トンの配合飼料(コーン、麦、大豆などの穀物飼料)が必要とされるそうで、そのほとんどが輸入に頼っています。 夏山冬里で育つ短角牛でも1頭当たり2〜3トンの配合飼料を食べているのが現実ですから、牛肉を食べることから生じ…

伝えることの難しさ

ネジが取れて吹っ飛びそうなぐらいしっちゃかめっちゃかな2月が、ようやく山場を越えました。 先が見えないゆえにやたらじたばたする初挑戦ものの仕事は、とにかくやってしまいさえすれば「あとは修正を加えればよいだけ」という気楽なものに変わります。 南…

田植え・稲刈り・お餅つき

昨年、田植えと稲刈りでお世話になった近江悠紀会の岡本甚太郎会長が、昨日は早朝から南山においでくださり、お餅つきを教えてくださいました。 ご母堂が亡くなられて以来20年使ってなかったという立派な木の臼は、ケヤキをくりぬいた芸術品です。 いっし…

母は強し!

木下牧場のライブカメラで、子牛の誕生の瞬間に出会いました!あわててパソコンを撮影しましたがピントがなかなか合いません(汗)。 母牛のお尻から子牛の足が飛び出しているのが見えたと思ったら、そのうち母牛はよっこらしょと横たわり、時折後ろ足を突っ張…

希少な、本当に希少な短角牛

JR京都駅西口にどっか〜んとできたスバコ・ジェイアール京都伊勢丹(SUVACO)。13日の開業に向けて急ピッチで準備が進められています。 先日内部を見せていただく機会がありましたが、デパチカ、エキナカ、の向こうを張った「エキウエ」と言うんだそうです。 …

縁につながる嬉しい食

2月の南山は、プレミアム近江牛入荷記念の近江フェアと、脱温暖化キャンペーン「ecoグルメ」に取り組んでいます。 エコグルメは、「京のアジェンダ21フォーラム」さんの企画への協賛で、公共交通機関を使ってご来店のお客様に各飲食店が独自のサービスを…

おいしいものに魅せられて

来た〜! 来た来た、来た〜! 昨年、稲刈りツアーで大変お世話になった近江悠紀会の皆さんが、「あの時食べた短角牛のホルモンの味が忘れられない!」と、27日に揃ってご来店くださいました。 ひたすらホルモン、ホルモン、ホルモン・・・。そして焼酎お湯…

痛快・愉快な達人たち

1月21日・22日の両日、滋賀県日野町の畜産技術振興センターで家畜商の講習に参加。無事、南山は家畜商として登録できる運びとなりました。 いっしょに机を並べた同級生たちとの卒業記念写真もパチリ!! この写真前列左の木下その美さんこそが、この講…

芯をつくるために・・・

静かな冬は、うずくまりそうになる気持ちを奮い立たせて、勉強、勉強、ひたすら勉強です。 南山の調理場は今、完璧な衛生管理を目指し、徹底した指導を受けています。 2月からJR京都伊勢丹の新店舗SUVACOに南山のデリカを置いていただける栄誉を頂き、昨…

いのちの循環の中で思うこと

OUR DAILY BREAD いのちの食べ方という映画が昨年暮れから、全国で上映されています。 食の大量生産とグローバル化の現実を、淡々と映し出しているドキュメンタリーです。 一切の解説やコメントなしに食料生産現場の映像だけが流され、時折人間の食事風景も…

合掌で始まった2008年

大晦日の閉店後、たな卸し作業中に新年が明けた南山・・・。 幹部スタッフたちにとっては、昨日とくっついた今日が新年元旦となりました。 怪我も病気もなく、大きな事故もなく、おかげさまで無事新年が迎えられたことは本当に有難いことです。 南山の元日の…