yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

素敵なチェンジメーカーたち

yakinikunanzan2008-11-05



岩手からはるばる岡山県高梁市に嫁入りした短角牛の娘っ子たちの画像がメールで届きました。(右)
耕作放棄地に入植した4頭の短角牛たちが、これからどんな幸せを生み出していくのか、わくわくします。


京都の「日本海牧場」さんでは、赤土だらけの山肌が短角牛の放牧によって緑の草原に変わってしまいました。
これ(↓)が牛が作った草原です。牛は、本当に大地を耕してくれるのです。



T田さんのおっしゃるとおり、高梁市の遊休農地は、きっとすばらしい悠久農地に変わるはずです。本当に楽しみです。


とはいえ、マイナーな肉牛の生産環境は非常に厳しく、短角牛の減少を食い止めて増産させることは生易しいものではありません。


牛肉を、市場流通で「商品」として大量消費地へ流すためには、システムとして見た目の「格付け」が必要でしょうが、このことが肉牛の生産現場をどれほどいびつなものにしてしまったかを思うと、やはり、なんとかせねば! と、多くの方々が問題提起しておられます。


霜降りにはならないけれど味のよい肉」が、全うに評価され消費者に届くよう、南山もささやかながらがんばらねば! と思います。
名古屋駅前のセントラルタワー13階に11月7日にオープンするモクモクのレストランにも、短角牛が登場! オープニングレセプションに、岩泉の安家で放牧された2シーズン放牧の希少なメス牛のロースが振舞われました。



モクモクさんは、食育レストランとして、いろんな牛肉があるということを表現しようとまずは短角牛でスタートされたのだそうですが、そこは、モクモクへ食事に行く方が「短角牛が食べられるお店ですってね〜!」 「短角牛あります?」と、お店の方にどんどん短角牛を食べたいと言って下されば、ずっと短角牛を置いてくださることになるはずで、これは、モクモクの木村社長から学んだ戦術です。


で、これからどうやって短角牛人気に火をつけようかと、そんなことを一緒に考えようということで、来週から岩泉の短角牛関係者さんたちが京都においでになります。


2泊3日で、近江牛生産者さんのところへ行ったり、モクモクさんのセミナーに一緒に参加してこれからの作戦を考えたり・・・と、来週はすごくエキサイティングな毎日が続きます。
盛岡で開催された「食肉と健康を考えるシンポジウム」には行けなかったので、その報告も楽しみです。


毎度おなじみの小岩課長や、岩泉の佐藤安美さん、佐々木久任さんのお顔がパネラー席に!



但馬の子牛の市へも1泊2日で同行させていただき、刺しではなく、味本意に「ほんまもんの近江牛」を育ててくださる生産者さんたちからもしっかり学んでこようと思っています。


南山のまわりの素敵なチェンジメーカーさんたちから元気をいただきながら、南山ももっと元気に変わらねば! です。



追記


次々と新しいことに挑戦されるチェンジメーカーの代表、モクモクさんの新しいお店には、しばらく元南山の看板娘「春ちゃん」が修行させてもらってます。



ぜひ、モクモクの名古屋駅前のお店にもお出かけください。
「健康」をテーマにした、素敵なビュッフェレストラン、11月7日にオープンです。