yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

2005-12-01から1ヶ月間の記事一覧

米国産牛肉輸入再開で思うこと

アメリカの牛肉がどのように作られているか、 目で見たわけではないですが、安全・安心については、 南山で言うなら、 「生産者さんのはっきりわかる産直牛以外、 お客様に自信を持ってお出しできる牛肉はありません。」 人気blogランキング1位の「きっこの…

もっともっと勉強せねば・・・

今年は、安全・安心なおいしい牛肉を求めて ひたすら勉強に明け暮れた1年でした。 ですが、見れば見るほど、知れば知るほど牛肉は奥が深く、 ひたすら己が勉強不足を痛感させられるばかりでした。 また、すばらしい焼肉屋さんにもたくさん出会い、 そのたびに…

滋賀県代表の黒毛和牛メス

年に一度開かれる黒毛和牛の京都での共進会に、 滋賀県の代表として出された岡喜牧場のメス牛を、 南山に納品していただくことができました。 滋賀県代表の栄誉を讃える楯と表彰状(コピー)も いただいて、気合の入った産直・近江牛を メニューにラインアップ…

このブログを始めたもうひとつの理由

3年前に取り組んだ「はじめての補助金事業」は、結局その後 時間の猶予をいただいて何とか書類を完成させ、 無事400万円をいただくことができました。 本当は、補助金をいただく事業はもうこりごりだったのですが、 平成17年度の補助金の案内にまたもや目が…

甘い話は「ない!」

のどから手が出るほど欲しかった返さなくてもよいお金400万円! これがもらえることになったのですから、ひょっとしたら これから運が開けるかも・・・と希望が沸いてきました。 そこへ、なんとしたことか、1本だけ鼻毛が伸びてくるという 珍現象が、私の身…

補助金との出会い

様々な要因が重なり経営難に陥っていた南山は、 2001年のBSEで、もはやこれまで・・・という状況になりました。 銀行も融資はしてくれません。 「借りても、返せないでしょう?」と金融機関の窓口で 言われれば、「確かにそのとおりです」としか言いようが…

繁殖農家と肥育農家

黒毛和牛は、月齢30ヶ月ほどで肉牛として出荷されますが、 1頭が100万円以上で売れないと苦しいといわれます。 10ヶ月前後の子牛が50万円で売れていくのを見て、 母牛の妊娠期間10ヶ月と子牛の肥育10ヶ月でちょうど20ヶ月、肥育農家さんも購入した子…

黒毛和牛の子牛を見て、椎名さんが驚いたこと・・・

子牛の競りといっても出されるのは7〜11ヶ月の牛たちで、 毛づやのよい、堂々たる体格の黒毛和牛が並んでいます。 我らが産直牛「八千代黒牛」(交雑種)の生産者・椎名さんは この子牛の立派さを見てたいそう驚かれました。 その理由は・・・ 「9ヶ月ほどの…

子牛の競り場見学

宮崎で子牛のセリを見せていただく機会がありました。 まるでカーニバルのような雰囲気で、 本当に面白いところでした。なんといっても、二日間で1000頭以上の子牛が 売られるのですから、すごい活気です。 農家の方が子牛を連れて延々と列を組み、 気が遠く…

野に放たれた牛の魅力

「鞭を忘るな」と ヅアラツストラは云いけり。 「女こそ牛なれ、羊なれ。」 附け足して我ぞ云わまし、 「野に放てよ」 これは、与謝野晶子の「女」という詩です。 女性が、子を生む道具としてみなされていた時代に、 11人の子を産み育てながら女性解放を歌いあげ…

牛の命のつくられ方

牛の赤ちゃんは、ほとんどが人工授精によってつくられます。 純粋な短角牛は放牧で自然交配されることのほうが 多いようですが、これでは出産シーズンが重なるので 年間を通して肉を出荷することが難しくなります。 このため、せっかくの丈夫な野の牛・短角…

銘柄牛、悲喜こもごも

・・・ということは、仔牛の産地ではない近江や松阪のブランドは その伝統的な肥育技術と水質だけが違う(!?)ということで、 有名銘柄牛の中では、神戸ビーフ・但馬牛だけが、仔牛の繁殖から 肥育まで一貫している銘柄といえます。 とはいえ、純粋但馬の…

近江牛

南山のもうひとつの産直牛「近江牛」はあまりにも有名な銘柄です。 南山は、銘柄や格付け等級にこだわらずに、「おいしさと安心安全」を 基準に仕入れをしていますが、南山の産直・近江牛は、視察先として 出会った滋賀県竜王町の岡喜(おかき)牧場さんのお…

八千代黒牛

南山の産直牛のひとつ、八千代黒牛は、千葉県の椎名牧場から届きます。 「八千代黒牛」というのは、千葉北部酪農が開発された ブランドで、低温殺菌のおいしい牛乳「八千代牛乳」を つくる酪農家との連携でできた肉用牛のブランドのひとつです。 乳牛は、年…

南山は、年末年始も無休で営業します。

大晦日は午前11時から午後9時半まで。 正月元旦は午後5時から午後10時半まで。 それ以外の日は午前11時から午後10時半まで(平常営業)。 どうしても近江牛のツラミやタン、ハチノスが食べたい! との決意の固い方、お店に電話して「本日のメニュー」を…

年末には、産直ホルモン入荷!

内臓は、生産者さんが自分の育てた牛の分を手に入れること すら難しいシロモノですが、12月にはギフト系で屠畜頭数が 増えるため、南山にも内臓フルセットが回ってきました。 先日、近江八幡の屠場へ枝肉仕入れに行った折、頼み込んで ホルモン1頭セット(も…

内臓とかけて「その言葉どおり」といわれるのがホルモンです

焼肉屋の人気メニュー、タンとハラミは、ツラミ(ほほの肉)や 他の内臓とともに内臓業者さんが管理なさっており、 赤身の肉とは全く流通が別になります。 南山では、今年から「八千代黒牛」と「近江牛」を枝肉 (フルセット)で産直仕入れするようになりま…

南山の産直牛

八千代黒牛 プロも黒毛和牛と迷うほどの逸品! 千葉県旭市・椎名牧場の、交雑種メス。 働くお母さん牛ホルスタインと、血統を誇るお父さん牛黒毛和牛から 生まれたメス牛で、椎名牧場の直売所「あんしん村」から届きます。 生協産直25年の実績を誇る安全・…

安全・安心とおいしさは、つくり手と食べ手が共同でつくるもの!

惚れ惚れするお人柄の生産者さんが、日々研究を重ねながら愛情深く 育ててくださった健康な牛! その牛の命を、丸ごと分けていただいているのが南山の産直牛です。 南山は、生産者さんや、肉職人さんたちとも共に切磋琢磨する仲間 としてのご縁いただき、よ…

牛肉の安全・安心とおいしさを保障する基準とは?  

2004年12月に牛肉のトレーサビリティー法が施行され、南山では 国産牛の個体識別番号を厳密に管理いたしておりますが、このトレ ーサビリティー法や国産牛の銘柄、格付け等級などは、牛肉のおい しさと安心・安全を保障しているわけでは決してありません。 …

ごあいさつ

わたしたちは、2001年9月のBSE以来、 どうしたら本当においしい牛肉を、 安全・安心に自信を持ってお客様に お届けできるか、一生懸命勉強してきました。 勉強しても勉強してもきりがないほど奥の深い牛肉にまつわる話しや、 焼肉屋ならではのおいしい「食」…