yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

八千代黒牛

yakinikunanzan2005-12-26

南山の産直牛のひとつ、八千代黒牛は、千葉県の椎名牧場から届きます。


「八千代黒牛」というのは、千葉北部酪農が開発された
ブランドで、低温殺菌のおいしい牛乳「八千代牛乳」を
つくる酪農家との連携でできた肉用牛のブランドのひとつです。


乳牛は、年に1度は赤ちゃんを産まないとミルクの出が悪くなります。
そこで、ミルクを出すための仔牛が生まれなくてはならないのですが、
ホルスタインをお父さんに、メス牛が生まれれば乳牛として育てられ、
オスに生まれると、去勢されて肉用牛「八千代ビーフ」として育てられます。
(メスも一部は肉用牛として育てられるようです)


千葉北部酪農では、生協産直で鍛えられた厳格な肥育がルール化され、
ホルスタインのオス(去勢とかヌキといいます)は、
「八千代ビーフ」という銘柄で市場にだされます。


さて、南山の産直牛「八千代黒牛」は、八千代の乳牛に黒毛和牛をかけて
生まれてきた肉用牛です。


ですから「八千代黒牛」といっても当然メス・オス(去勢)半々になっている
はずですが、椎名牧場は、メス牛専門農家で、生後数ヶ月の仔牛(スモール)を
買ってきて育てておられます。


*写真は椎名牧場の椎名さん親子。まるで農協の創始者「大原幽学」の生まれ変わりのような、気骨のある椎名お父さん(左)は、農業と大地を守るため、「あんしん村」という直売所もはじめ、2代目(右)を鍛え抜いておられます。