yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

田植え・稲刈り・お餅つき

yakinikunanzan2008-02-17


昨年、田植えと稲刈りでお世話になった近江悠紀会の岡本甚太郎会長が、昨日は早朝から南山においでくださり、お餅つきを教えてくださいました。


ご母堂が亡くなられて以来20年使ってなかったという立派な木の臼は、ケヤキをくりぬいた芸術品です。
いっしょにおいでくださった近江悠紀会の関係者の方たちも、もちつきなんて子どもの頃以来・・・ということで、岡本会長に頼り切ってのお餅つき。




きめ細かいお餅になる羽二重もちのお米を2升ずつ2段で蒸し、仕上がりに黒米(古代米)の粉をお湯で練ったものを混ぜ込んでさらに蒸し、蒸しあがったお米を臼にあけると、こつきという作業です。



いい具合にこなれてくると、子どもたちもお餅をついてみたくて行列ができました。





こうしてできた黒米入りのお餅のおいしかったこと!
きな粉と大根おろしで、たくさんいただくことができました。


午後からの「滋賀のエコ農家さん交流会」には、木下牧場さんや後藤牧場さんもおいでくださり、近江牛の焼きすきを試食。
大野農園さんの鷹が峰ネギといっしょに近江牛の薄切りを焼いて、栗東(滋賀県)の桜井さんの平飼い卵入りの割り下で食べました。
これは、かなりおいしかったです。




余った卵は、近江悠紀会さんの「かぐや姫」のご飯で「卵ご飯」! これも本当においしく、卵のおいしさにも惚れ惚れしました。


この卵は、南山食農倶楽部の会員さんが南山の土曜朝市での取扱商品としてご紹介くださったもので、卵の色を無理にオレンジ色に調整したものではなく、風通しのよい鶏舎で生まれる平飼いの無精卵。使い捨て時代を考える会から届きます。



ところで、先日近江悠紀会の茶谷さんが南山にご来店くださったのですが、茶谷さんのつくっておられる牧草は、なんと木下牧場さんや後藤牧場さんのところの牛たちが食べているとのこと。
イカづくり名人茶谷さんは「米ぬか農法」だけではなく、「牧草農法」とでも言うべきダイナミックな農業に取り組んでおられるのですが、木下さんたちと近江悠紀会さんがこんなところでつながっているのか・・・!と驚かされました。




理屈やイメージ戦略上でエコを言うのではなく、近江悠紀会さんも木下さんたちも、「あたりまえ」の基準をしっかり持っておられるゆえに、そこがぶれないから、結果、エコ農家さんとして注目されているのでしょう。


一生懸命な農家さんたちと、一生懸命いっしょに遊びながら、南山の「当たり前」の基準もじりじりと上げていきたいものです。