yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

伝えることの難しさ

yakinikunanzan2008-02-24



ネジが取れて吹っ飛びそうなぐらいしっちゃかめっちゃかな2月が、ようやく山場を越えました。
先が見えないゆえにやたらじたばたする初挑戦ものの仕事は、とにかくやってしまいさえすれば「あとは修正を加えればよいだけ」という気楽なものに変わります。


南山デリカフェ工房は、スバコ・ジェイアール京都伊勢丹へのデリカ出品業務にすっかり慣れてきたようで、工房長の厳しい衛生管理の目が光る中、毎朝早朝からきりりと仕事が始まり、早くも新商品や新メニューの提案など、余裕すら出てきました。



素材の良さに自信のある商品をつくったものの、それをどのように伝えるか・・・。


「おいしいかどうかは食べればわかる。でもそれ以外のことは言葉で伝えるしかない。しかし、お客さんは別にそれを聞きたがっているわけではない」という、このとても重要なことをテーマにしたセミナーが18日19日、1泊2日で開かれました。


FARCA主催のPOP&情報発信セミナーです。


南山からは3名が参加し、モクモク手づくりファームのデザイナースタッフさんたちの特訓を受けました。
コツのコツをつかんで発奮したスタッフが作ってくれた南山の土曜朝市のポップがこれです。







23日の土曜朝市を飾ってくれたこのポップのおかげで、北山通りを道行くお客さまの反応は上々でした。
ところが・・・、なんとしたことか、一瞬のにわか雨に惜しくもやられてしまったのでした・・・。


しかし、面白かったのは、雨を避けて商品を引っこめ始めると、その動きに反応してお客さまが、駆け込みできてくださったことで、こうなるとポップの存在は関係なし! ほかにも、「りんごがおいしかったから」と、買いに来てくださった方や、「南山のお肉を!」と、予約をしてきてくださる方や・・・。
これは、ポップをはるかに超える情報が伝わっているからこそのことで、ここへたどり着くまではポップにしっかり活躍してもらわないといけません。


明日からは、メニューブックの本体も新たなものに差し替えて、素材のこだわりを情報発信します!