プレミアム短角牛、まもなく入荷!
牛肉を作るためには、1頭当たり5トンの配合飼料(コーン、麦、大豆などの穀物飼料)が必要とされるそうで、そのほとんどが輸入に頼っています。
夏山冬里で育つ短角牛でも1頭当たり2〜3トンの配合飼料を食べているのが現実ですから、牛肉を食べることから生じる食糧難の問題を、私たちは避けて通ることができません。
そんな因果な商売、焼肉屋稼業に携わるものとして、せめてもの免罪符は「短角牛」を応援すること!
ふるさとの山を守り、地域の固有の文化として必要とされている短角牛を、「食べる」ことで守ること!
それは、南部牛と共にあったふるさとの文化とその原風景とを守ることに他ならないのです。
その短角牛を、配合飼料を一切用いずに、地元で栽培したトウモロコシで育てる取り組みが岩泉町で始まっています。
その名も・・・、その名こそは・・・、まだ決まらず募集中の、通称「プレミアム短角牛」。
餌の自給率が21%から74%に引き上げられ、今年は10頭ほどが出荷されるそうです。
この餌づくりにどれほど大変な労力がかかっているか、私たちはよくよく知っています。
標高910メートルを超える早坂高原の放牧場のそばで、トウモロコシを汗だくで栽培しておられた生産者さんの姿・・・。
特別な思いを持った生産者さんが、それこそ身を粉にして命がけで取り組まれたプレミアム短角牛です!
もったいなくて、手を合わさずにはいられません。
3月の末には届くとっておきのプレミアム短角をぜひ食べて応援してください。
2月29日の日経流通新聞で、霜降りになりにくい短角牛が、熊本の赤牛といっしょに「赤身和牛」と紹介されていました。
がんばれ、短角牛!