yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

縁につながる嬉しい食

yakinikunanzan2008-02-06



2月の南山は、プレミアム近江牛入荷記念の近江フェアと、脱温暖化キャンペーン「ecoグルメ」に取り組んでいます。
エコグルメは、「京のアジェンダ21フォーラム」さんの企画への協賛で、公共交通機関を使ってご来店のお客様に各飲食店が独自のサービスを提供するというもの(2月15日〜3月31日)。
南山は、CO2−10%にかけて、ご利用代金の10%相当分のお食事券を進呈することにしました。
まだまだ、キャンペーンに参加する飲食店が少なく、引き続き参加者大募集中だそうです。


さて、昨日は、4年先まで通販の予約がうまっているという木下牧場のハラミを、食べさせていただきました。数量限定で月曜から少しずつお出ししていましたが、すいません、今日で完売予定です。
噛まずに食べられる柔らかさと、その甘さは驚きの新食感でした。



木下さんによると、肥育の仕上げにきな粉をたっぷり食べさせて肉の甘味を出すのだそうです。


こんな木下牧場さんに南山をつないで下さったのは、サカエヤの新保(にいほ)社長
そのサカエヤさんとのご縁は、一昨年の暮れに南山が初のギフト取り組んだことがきっかけでした。


初めてのことで、どんな風にお肉を包んで発送したらよいものかがさっぱりわからず、いろんなところから通販でお肉を取り寄せていたのですが、それをいぶかしげに運んでくれた宅配便のドライバーさん、こちらの事情を話すと、「それなら草津のサカエヤの新保社長に会ってみ! そらすごい人やで! その店に集荷にいったらこっちが照れるほど大きな声でスタッフから丁寧な挨拶されるし、社長は腰低いし、それでネットの通販はすごいし・・・」と、延々小一時間! ドライバーさんによるサカエヤ自慢が始まったのでした。


年末の忙しいときにこんだけ話し込んでいかれたのですから、どうしても会ってみたくなるというもので、厚かましくも突撃でサカエヤさんの本拠地に押しかけ、いろいろなノウハウを教えていただいたのでした。


そのサカエヤさんがたどり着いたのが木下牧場さんはじめ、繁殖肥育一貫で環境保全型畜産に取り組んでおられる農家さんたちのプレミアム近江牛
近江米の稲わらと自家産の牧草を食べて育った、近江生まれ近江育ちの健康優良牛です。


そんな貴重なお肉を2月の南山ではお出ししているのです。




2月、大野農園さんの「鷹ヶ峯ネギ」も旬を迎え、南山の季節メニューが増えました。
鷹ヶ峯ネギとイカの酢味噌和えです。



2月13日から京都駅西口のSUVACO(スバコ・ジェイアール京都伊勢丹)で販売する「白キムチ」も、ぎりぎりのところでいい味になりました。ついに念願の梨が手に入ったからです!



岩手から届くりんごの甘さだけではこの味は出せない・・・。と、途方にくれていたのですが、10月に鳥取へ行った際に、厚かましくも平井知事に直々にお願いしておいた梨が、ついに鳥取から届いたのです!



鳥取の梨と、岩手のりんごがたっぷり入ったサラダ感覚の白キムチ! おかげさまで何とか自信のある味になりました! 鳥取の皆様、本当にありがとうございました。



2月の近江フェアを盛り上げてくださる近江悠紀会さんの「古代米」も2月の南山に登場。



古代米の黒米(もち米の玄米)を南山のお米、近江悠紀会の「かぐや姫」に少し入れて炊くと、こんなステキな赤飯風のご飯になります。もっちり感がおいしい、黒米のご飯! ぜひ召し上がってみてください。


2月は逃げるといいますが、今年の2月は追いかけまくり!


伊勢丹さんに置いていただくパンフもほぼ完成しました。創業者の思いも盛り込まれ、南山のルーツのわかるステキなものになりました。
実はこのパンフは、デザイナーさんが大混乱の南山を見かねて、過去のデータを整理して構築してくださったものです。
あまりのどたばた続きで、南山がどんな企業なのか、もう何がなんだか訳がわからなくなりかけていたところでしたが、デザイナーさんに助けてもらえました。




何もかもぎりぎりのところでご縁に助けられて生かされている南山・・・。滋賀県・永源寺ダムに沈む運命だった南山永源寺館の、建物に宿る運命そのものを実感させられることしばしばです。