yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

2009-01-01から1年間の記事一覧

自然の音に耳を傾ける旅

京丹後市網野町は、東経135度の子午線が縦断する日本列島の最北端に位置しています。 この網野町の日本海を見下ろす高天山という山の中腹、「日本海牧場」の一角に、高さ3メートル、長さ17メートルの壁が二面あります。素材は日干しレンガ。レンガは近くに産…

笑いと元気をくれるプロフェッショナルな人たち

プロとは、「ある物事を職業として行い、それで生計を立てている人。」と国語辞典にあります。 ですから、南山はプロの焼肉屋のつもりでした。 ところが、「プロとは、自分に限界を決めず、挑戦を続ける人のことだ」と、モクモク手づくりファームの吉田専務か…

田植えシーズン到来!

今年も南山は、恒例となったにぎやかな田植えにでかけます。 http://www.nanzan-net.com/fair/img/0905_01.pdf そこで植えるのは「かぐや姫」。 平成5年の大凶作のときに宮城県で発見された新種のお米です。 滋賀県では近江悠紀会さんが平成17年から栽培して…

あふれかえる課題と有難い食材

今年も4月から、南山の短角牛は、プレミアム短角牛に変わりました。4月から7月までの季節限定販売、特別肥育された旬の短角です。 人間の食べない物を食べてお肉になってくれる牛・・・。プレミアム短角牛はまさに草資源を中心に、自家産のトウモロコシの茎…

農商工連携認定事業の行方

京たんくろ和牛のブランド化事業は、ついに4月24日、正式な旗上げとなりました。 この日開催された第1回専門家委員会をもって事業をスタートさせ、午後6時半からは、お世話になった関係者の皆様への事業発表と京たんくろ和牛の試食会。 短角牛のすごさ…

評価の基準は・・・

南山の創業者は熱心なカトリック信者で、今も病床でロザリオを手に、不自由な体に負わされた十字架を祈りとして命の灯をともしています。 失意のうちに心を閉ざした父は、脳梗塞と老化も手伝って、家族と会話を交わすこともつらいのでしょう。単なる老人とし…

あり得ない、有難〜い、うれしさ満載の春

3月20日から始まった春の近江牛まつり・・・。 3月9日にお肉になった「なかのり」さんのお肉も登場しています! そのお味は、ホルモン同様本当に美味しくて、敬牛の集いにかかわってくださった多くの方々のあり得ないほどの有難い思いが奇跡を生んだと…

土佐赤牛と短角・近江・タンクロ、そして近江寿牛ホルモンのお味

3月8日に出荷を見送った「なかのり」さんは、3月9日に滋賀県食肉センターでお肉になりました。 なかのりさんがお肉になった9日(月)は、土佐赤牛の生産者さんたちが南山で研修をされ、飲食関係者の方々も招いて総勢75名で土佐赤牛と南山の三種の和牛(…

「食となる命」を育てること、いただくこと

この週末は、もうすぐ23歳になる「近江牛のお母さん牛」を通して、「食となる命」について考えました。 今日は、滋賀県大中町の後藤牧場さんへ行って、近江牛を19頭生んだ「なかのり」さんが出荷されるのを見送ったのですが、こんなにずしりとした「あり…

春に向かって

世の中、大変なことになっている暖冬が、もう春! 3月になりました。 100年に1度の・・・というフレーズもすっかり聞きなれてしまい、悲惨な事件の数々が日常茶飯事になったように「なんだ、狼が来ただけじゃないか」というところなのでしょうか。 狼に食…

有難い仕事仲間に支えられ

2月は、FARCAの「POPセミナー」が5日・6日と合宿形式で開催され、モクモク手づくりファームの技術とノウハウを南山の若手スタッフがしっかり教えていただきました。 ここまで丁寧に教えてもらってよいのかと思うほど、モクモクのブランドチームのデザイナ…

暇ゆえの忙しさ

年末年始のどたばたを乗り越えたらしっかり勉強して、しっかり計画を立てて・・・という計画でしたが、欲張って勉強しすぎたおかげというか、今までサボりすぎてたせいというか、あまりにもこれではだめだということがたくさんありすぎて、課題の多さに溺死しそ…

ブームの予感、赤身肉

このところ短角牛目当てのお客様が、増えてきているようです。 霜降りより赤身の旨みが見直されてきているのでしょう。 今日は、光栄なことに、あまから手帖さんが取材に来てくださいました。 3月発売の4月号で焼肉特集の中に掲載していただけるようで、赤身…

本当におもしろい牛肉の食べ比べ

昨日、南山にとても楽しいお客様がおいでになりました。 高知県農業振興部畜産振興課の公文さんです。 公文さんは、土佐の赤牛に情熱を燃やす県職員さんなのですが、昨年の夏に初めて南山においでになり、短角牛と近江牛と、白キムチのおいしさに感嘆してく…

南山流の京都の「ええもん」

1月17日(土)18日(日)の両日、京都駅ビルの東広場で、南山が選んだ「京都のええもん」を売ってきました。 京ブランド認定商品の販売コーナーで、ちょっと勝手に南山流の京ブランド販売です。 南山の中心商品は、京都の和牛「京たんくろ和牛弁当」。そして和牛…

京都駅で3種の和牛食べ比べ(1月17日・18日)

明日から2日間、南山は京都駅の東広場で京たんくろ和牛のお弁当と、3種の和牛のしぐれ煮を販売します。 京都府食品産業協会主催のイベント「冬の華やぎ」に参加するのですが、昨年、このイベント案内見て、ついうっかり「ホテルグランヴィア京都」で開催され…

いのちあるものを食べる

念願かなって、子どもたち6人を連れて映画「ブタがいた教室」を見てきました。 小学6年生の子どもたちが、「食べる」と言う前提で育ててきたブタを、食べるか食べないかで、卒業ぎりぎりまで悩みぬくというストーリーです。 愛すべきクラスの仲間となったP…

新年は合掌から

新年明けましておめでとうございます。 とは言ったものの、お正月気分は旧正月に持越し、南山の現場では、大晦日の営業とたな卸しから数時間後に正月営業が始まリました。 何年も新年を迎えているというのに、どうしていつまでも追われっぱなしなのかと反省…