yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

新年は合掌から

yakinikunanzan2009-01-01



新年明けましておめでとうございます。


とは言ったものの、お正月気分は旧正月に持越し、南山の現場では、大晦日の営業とたな卸しから数時間後に正月営業が始まリました。


何年も新年を迎えているというのに、どうしていつまでも追われっぱなしなのかと反省しきりですが、正月明けの身に沁みる寒さと閑散期を迎えてからやっと気合を入れて段取りをし直すというパターンがくせになってしまい、いけません。


それでも元日は、午後5時からのオープンのところを、4時半頃から次々とお客様がおいでくださり、本当に有難いことでした。


新年の朝礼は、お客様に開店時間までお待ちいただきながら、半数以上のスタッフが持ち場を離れられないままの略式で。
本日のご予約状況と各人のポジションの確認のあとは、「お正月を南山でお食事くださるお客様に、思い出に残るよいお時間を過ごしていただけるよう、がんばりましょう!」と気合をこめて、「南山の合掌」です。


合掌というのは、両手を合わせ、目を閉じ、先唱者に続いて皆声をそろえ、
「いらっしゃいませ!」
「ありがとうございました!」
と、3度唱えるのです。
発声練習もかねて大きな声を出せるので、合掌の後の一瞬の静けさも含め、気持ちがスカッとします。


両手をあわせ目を閉じると、いわいずみの短角牛、天下一の近江牛、京都のタンクロ・・・と、食の宝物を満載した南山が、宝船のように思えてきました。


すばらしい生産者さんたちから預かった食の宝物を、沈没させることなくお客様にお届けせねば・・・と、心を新たにしています。


本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。