yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

農商工連携認定事業の行方

yakinikunanzan2009-04-28



京たんくろ和牛のブランド化事業は、ついに4月24日、正式な旗上げとなりました。


この日開催された第1回専門家委員会をもって事業をスタートさせ、午後6時半からは、お世話になった関係者の皆様への事業発表と京たんくろ和牛の試食会。


短角牛のすごさと黒毛和牛の素晴らしさの両方を知ってる南山が、地元京都のタンクロ和牛に地産地消の夢を託して描き上げた事業計画・・・。いざ認定されてみると、本当にできることなのかどうかと肩の荷が重くなるばかりです。
自分の軽率さに自己嫌悪しながら5年間の事業をスタートさせてしまいました。


それにしても、本当にもったいないようなすばらしい先生方と縁ある方々がお集まり下さり、伝統ある京都に革新的なブランド牛を育てるという、無謀な事業を心から祝福して下さいました。


これから物語をつくっていく京たんくろ和牛・・・。愛されるブランド牛になるのかどうかは、これからのことなのです。



専門家委員会では、ブランドの中身、つまりどういう肥育を目指し、何をもってブランドの品質とするのかが話し合われ、可能なことと不可能なこと、事業者の体力がどこまでもつかということまで、神妙に話し合われました。


認定を受けた事業について南山が描いた机上の夢を先生方に説明すると、一瞬シーン。
「やっぱり甘かったでしょうか・・・。」とくじけそうになりましたが、牛心の伊藤社長が、「革命を起こすぐらいの腹づもりで取り組むのでなかったらやる意味ないじゃないですか。」と迫力ある発言で支えて下さり、議論が進みました。


時間いっぱいいっぱい委員会は続き、事業発表会へと場を移しました。



「できるだけでっかくぶち上げたほうが、その半分でもできればすごいことになるんですから・・・」と励まして下さる伊藤社長。
おかげさまで、事業発表はリラックスしてできました。



こんなに素晴らしい先生方が専門家委員として参加して下さってるのですから、きっとすごいものが生まれるに違いありません。
小さな南山と小さな日本海牧場の連携が、ひとつのケーススタディの場となって、京都の農業、日本の農業の活性化の一助になればそれだけでもよいではないかと、思うことにしたのです。



京たんくろ和牛の試食会場では、京都府を代表する山田知事と京丹後市の中山市長が激励のお言葉を下さり、京都府産のワインで乾杯。



お料理は、前菜のあとは近江牛・プレミアム短角牛・京たんくろ和牛の3種のロースステーキ食べ比べで始まり、知事と市長の席には玉手箱よろしく上等の漆器ドライアイスで煙を仕込んだステーキのお重を出しました。ですが、白煙はしょぼい漂い方でがっくり・・・。残念!


それにしても、京都の活性化のためなら・・・と、本当にすばらしいスピーチで会場を魅了なさる山田知事のお人柄には感動でした。


激務の合間を縫って近所の行きつけの焼肉屋「南山」に駆けつけてくださった庶民派山田知事!
「以前は、毎月7日と30日が南山の日で、半額払い戻し券をくれてたのに、最近その楽しみがなくなって寂しい」と、南山への苦言を呈されたのでした。



すんまへん。これからまた形を変えて勉強させてもらいますさかい、これからもよろしゅうおたの申します。

愛する京都のために、うんと勉強してがんばります!!