yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

牛心の伊藤勝也社長

yakinikunanzan2006-01-04



「牛は大地を耕し
      人は心を耕す」


これは、株式会社牛心さんが掲げておられる言葉です。

http://www.tajima-ya.co.jp/


「但馬屋」と「藤屋」の屋号で4店の焼肉店を営んでおられる
牛心の伊藤社長は、物心ついたときから牛に興味を持ち
「牛」の魅力をとことん追求してこられた方で、どんな牛が
おいしい牛肉になるか、研究し尽くしておられます。


子牛を農家に預けて肥育してもらうところから手がけ、
牛の血統はもちろん、育て方や餌のことまで勉強し、
東北の牛を、ご自分で入札して仕入れておられる
ものすごい焼肉屋さんなのです。


焼肉屋というより、黒毛和牛の文化を守る「牛肉料理屋」
と言ったほうがよいかもしれません。


そんな雲の上の存在であった伊藤社長が、私たちが事務局を勤める
「牛肉の調査研究事業」の委員になってくださったことは、
南山にとっては信じられないほどのありがたい出来事でした。


幼稚園児の勉強に大学院生が付き合ってくださっているようなものです。


実は、南山は、但馬屋さんのような焼肉屋を目指そうと、
その繁盛ぶりを見て心ひそかに思っていたのですが、
伊藤社長とお出会いしてからはそんな目標はすぐさま取り下げました。


あれほどの努力、あれほどの投資は、できません。


伊藤社長が牛のことを語られるときの、その目の輝きは特別です。
どこかで見たことのある目!


そう、野球のイチロー選手の目とそっくりなのです。


だれでもがイチローになれるわけがありません。
でも、それにあこがれてがんばる野球少年のように、
南山も草野球レベルから、みようみまねでがんばり始めています。


*写真は、和牛懐石但馬屋梅田の牛刺し。1人前ずつ氷のまな板で出される。仕入れ値の高い最上級の黒毛和牛で商いをするには、それなりの価格で売ってもお客様に「安い!」と思わせてしまう値打ちを出せないといけない。但馬屋梅田は、店構え、接客、料理のどれをとっても、こんな値段で本当にいいの?と思える驚きに満ちている。