NIPPONビーフ8種類の食べ比べ
和牛とは名乗れない日本生まれ日本育ちの牛肉は、「国産牛」と
呼ばれますが、そうなると、輸入肉ではない国産の牛肉全てをまとめて
語るとき、どのように総称したらよいのでしょう・・・。
「和牛も含めた国産牛」などといったらますますややこしくなりそうです。
そんなわけで、牛肉8種類の食べ比べ試食研究をするときに、
「NIPPONビーフ食べ比べ試食会」というイベント名をつけました。
この試食研究会は、牛心の伊藤社長の絶大なご協力のもと、昨年の11月に
2回も!開催したのですが、切り身になった牛肉を見比べ、食べ比べ、
その牛の種類を100%正解した人は一人もいませんでした。
南山の産直「八千代黒牛」(F1メス)と、産直「近江牛」のオス(去勢)メスの
3つが混乱したり、中にはホルスタインを黒毛和牛メスと思い込んだり、
黒毛和牛の経産牛と未経産のジャージー牛を混同したり・・・と、しっちゃか
めっちゃかな種類当て結果がでてしまいました。
また、短角牛とタンクロ(短角と黒毛の和牛間交雑)のバラが、
高い評価を得たのも意外でした。
「黒毛和牛のメスが一番おいしい」という説を、どうもそのまま信じる
わけにはいかないほど、他の牛肉のおいしさをたくさん発見し、
南山は、「本当においしい」と思える牛肉をかなり自信を持って
選べるようになってきました。
牛肉は、「見た目」と「味」が全然違うということもよくあるので、
先日、近江牛を仕入れに行った際には、枝肉の断面を指でこすって
「味見」をしてから選びました。
あの甘み! 熊本生まれ近江育ちのメス牛です。是非ご賞味ください。