送り火に華やぐテラス、盆の風
8月16日は、今年で9回目になる南山の「五山送り火コンサート」。
すさまじい暑さと、にわか雨を気にしながら、「雨は降らないことにしよう!」と準備をしましたが、開演時間ごろには、雨雲も消え、夏の終わりを感じさせる風も出て、焼け付く暑さだったテラスを心地よい会場にしてくれました。
今年のコンサートは、二胡とタブラとシンセサイザーの響演。物悲しい二胡の音色を奏でる美しい楠田さんがステキで、タブラの藤沢さんもシンセサイザーの岸谷さんもすばらしい演奏をしてくださいました。
「毎年楽しみで・・・!」
「何回見てもええもんやなぁ・・・。」
「また来年も来ますね。」
などとお客様からうれしいお声をいただいて、今年も無事にご精霊送りの行事が終わりました。
毎年、汗だくになってこの送り火コンサートをアレンジし、音響や会場設営をしてくださるスタジオセラヴィの細見さんに心から感謝です。
会場には近江牛の後藤牧場さん、木下牧場さん、藤井牧場さんたちが大群でおいでくださいました。(びわカンのえりりさんも!)
実は、この日のお料理にでた近江牛は、その名を「貞愛」と名づけられた木下牧場さんのお肉。
一昨年の1月に初めて木下牧場を訪ねた日に生まれた子牛が、来訪者の名をつけて育てられ、この日のお肉になったのです。
調理長が「これ、貞愛です。」と、わざと重たそうに運んで行ったのですが、それはそれは、上品なおいしいお味だったとか・・・。(ですよね!!)
この日だされた和牛懐石の前菜だけを試食させていただきました。
わさびとポン酢ジュレでいただくローストビーフ、糸瓜に夏野菜をトッピングしてチョジャンソースでいただくお野菜、赤身和牛の握り寿司。
いや〜、おいしかったです。
今年のお飲み物サービス係は、浴衣でがんばってくれ、二胡のステキなお姉さんと記念写真。
来年のために、どんなお飲み物が人気だったかデータも取ってくれました。
お飲み物係たちもずいぶん成長してくれたものです。
南山の暑い夏は、まだまだ続きます。
8月24日は京都リサーチパークで京たんくろ和牛の出展。
9月15日からは大丸京都店の催事会場で、京たんくろ和牛のお弁当を実演販売。
あいまを縫って、今治の「さいさいきて屋」さんへも念願の視察研修! 道中、岡山の高梁市で「耕作放棄地を耕す短角牛たち」にも会ってくる予定です。
南山だから出来ること・・・を、手探りでつかんでがんばらねば! です。