yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

ワインに負けない牛肉の魅力を語りたい!

良質の和牛には良質のワインを!というお客様のご要望にお応えし、南山では10月9日(火)からワインフェアを開催することになりました。


このため、スマートな元ホテルマンを講師にワインの勉強会もし、ワインの奥深いかっこよさを学んだのですが、付け焼刃なワインの知識はそこそこに、やはり牛肉の勉強の方に熱が入ってしまいます。


正直、ワインのカッコよさに悔しさを感じてしまって、なんとか牛肉をワイン以上にオシャレに食べてもらえないものかという情熱がフツフツと湧いてきてしまうのです。


ワインはアルコールの中でも唯一葡萄だけでできたナチュラルなお酒だそうです。その神秘的な奥深さに魅せられる人が世界中にいるように、牛肉も、産地や品種、育て方、生産者の人柄、熟成度、そして部位別の味など・・・もっともっと多くの人が自分の好みやうんちくを語りながら、数ある牛肉の個性を楽しんで欲しいものです。



例えば、南山の焼きレバーにはどんなワインが合うのでしょう・・・。
ライトな白ワインでも行けるのか、やはり濃厚な赤か・・・。
試してみて驚きました。限りなくレバ刺しに近い焼き加減で味わう厚切り塩レバーの前では、フルボディの赤がライトに感じるほど!
レバーよ、おまえこそが最高のフルボディだ! なんて言いたいのが焼肉屋のど根性です。


そんな牛肉LOVEな思いが呼び寄せた、牛肉のビッグイベントが11月13日(火)に京都で開催されます。
環境保護と牛さんの動物福祉と食料自給率の向上に情熱を注ぐ方々(つまり、持続可能な幸せな牛飼いのあり方を研究する方々)が全国から集まる「日本産肉研究会」第10回学術集会が、それです。
http://www.agri.tohoku.ac.jp/keitai/jsmp/


「牛肉の価値を再構築する」を大会テーマに、午後2時から6時までシンポジウム。
京都駅前の「キャンパスプラザ京都」が会場で、一般の方にも広く牛肉の魅力を知ってもらおうという公開シンポジウムです。
企画段階からしっかりお手伝いをさせていただいたこともあり、ひとりでも多くの方に参加をおすすめしたいワクワクするようなイベントです。



午後7時からは南山で全国各地から集まる素晴らしい牛肉のテイスティングを楽しむ意見交流会。(学術団体や役所的には「情報交流会」とも言いますが、簡単に言えば、ザ・焼肉大宴会です)
ワインに負けないよう、どんなふうに牛肉のうんちくを語るか・・・、エントリーされる牛肉をワインリストのようなプレゼン資料にまとめ、牛肉ソムリエに語らせながら味わっていただこうと、ただいま一生懸命準備を進めています。


11月13日(火)当日は、午前10:00〜13:30に、同じ会場で農研機構さんの主催する近畿地域マッチングフォーラムもあり、「特徴のある和牛肉を消費者へ〜国内の飼料資源を活用して〜」というテーマで講演会とランチョンセミナーが開催されます。
こちらでは「希少な和牛2種の食べ比べができるお弁当」(特別価格500円)を食べながらパネルディスカッションを聞けるようで、お弁当は、南山が腕によりをかけて、とびっきりの和牛弁当にしてお届けする予定です。
http://www.naro.affrc.go.jp/event/files/20121113_chirashi.pdf


そして、この翌日11月14日(水)は、近江牛繁殖一貫の木下牧場&粗飼料生産組合の取り組みを見学する会。
午前9時に南山の駐車場に集合し、9時半にはバスで木下牧場さんへ。
見学だけで帰られる方はJR近江八幡駅までバスでお送りして解散。
木下牧場見学後、琵琶湖畔のおしゃれなレストランプレーゴさんで「木下牧場の近江牛ランチ」(特別価格2000円)を食べようという方は、昼食後、南山前経由で京阪出町柳駅か京都駅へバスでお送りするという企画です。


ワインのように、牛肉の魅力と奥深さも伝えたい。
そんなまたとないかなり濃い牛肉イベント、ぜひぜひご参加ください。