yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

交響曲第1番HIROSHIMA

yakinikunanzan2010-08-15


8月14日、佐村河内守さんの交響曲第1番HIROSHIMA全三楽章が、京都コンサートホールで演奏されました。70分以上ぶっ通しの完全演奏は、世界初! 満員御礼となった大ホールの1600人を感動させてくれました。
このコンサートの実行委員に関わったおかげで、あと500。 あと400・・・。まだ売り切れない・・・と、ぎりぎりまで冷や汗をかいたのですが、少しずつマスコミ報道の力を得て、最後は8月11日のテレビ朝日ワイドスクランブルで放映され、本当にぎりぎりになってようやく完売となったのでした。
本当に有難いことでした。

コンサートの仕掛け人は、井上吉郎さんと池添素さん。このお二人は、京都を代表する文化人です。
数々の市民運動を展開してこられた方々ですが、吉郎さんが脳梗塞で倒れ、奇跡的に一命を取り留めて不自由な体になられた後に、これほどのスケールの事業に取り組まれたのですから、このコンサートの成功には感慨ひとしおでした。実行委員のみんなは、このお二人の指揮するもうひとつの交響曲を完結させたとでもいうべき達成感を味わったのです。




コンサートのあとは、南山で佐村河内さんの関係者のパーティー・・・。
南山はなれは、100人を超える関係者で埋まりました。


前日まで入院なさっていた佐村河内さんが、それこそ命を削って核廃絶への祈りをこのコンサートにこめられたのです。
佐村河内さんの体調が心配で、パーティーの進行なども冷や冷やものだったのですが、佐村河内さんは一人ひとり丁寧に心をこめて対応なさる方で、いくら時間があっても足りない状態でした。



取材陣に囲まれなかなか動けぬ佐村河内さん。



飄々と単身で行動される広島の秋葉市長は、とても若々しい気さくな方で、お帰りにタクシーをお呼びしましょうかとお尋ねしても、「地下鉄まで歩きますよ!」と、周りに気を使わせないよう気を使われるステキな庶民!



辰巳琢郎さんも美しいお嬢さんを伴ってのご参加。京都での学生時代に、南山をよくご利用くださったとか・・・。(おおきにどす)



ラサール石井さんもおいでで、さすがに明るさ満開! 佐村河内さんご夫妻も、とても楽しげな笑顔に!



佐村河内さんの広島時代の同級生達も、大感激の再会だったようで、「あの佐村河内が! あの、やんちゃな奴が! まさか音楽なんかやっていたとは・・・!」と、ミニ同窓会が盛り上がっていました。(佐村河内さんの著書に、学校では、音楽をやっていることを隠していたとありましたが、本当にホントでした。)


講談社の在庫をかき集めてもらって取り寄せた佐村河内さんのご著書「交響曲第1番」100冊も完売しました。
このプロジェクトに関わった人たちの思いが本当に純粋で、「すべてうまくいくはず」と信じ取り組んだのでしたが、ぎりぎりいっぱい試される、やりがいのあるプロジェクトでした。
1600人の方々と共に、私も心の底から「ブラボー!」と、叫んでいます。


※コンサートの様子は、当日の午後8時50分からNHKニュースでも流れました。http://www.nhk.or.jp/news/html/20100814/t10013363111000.html