yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

命を大切にするということ

yakinikunanzan2010-06-17



今年の1月に開催された「元気な命をつなぐ会」食育セミナーで、「お弁当の日」の取り組みについて発表してくださった京都市立池田東小学校では、今週末、6月19日(土)の休日参観で「命の授業」に取り組まれます。


うれしいことに、南山で作った絵本「なかのりさん、ありがとう」を教材に、「なかのり号」を出荷する日の「敬牛の集い」の記録映像も授業でつかってくださることになりました。



記録映像をつくってくださったスタジオセラヴィの細見さんには、心から感謝です。
すばらしいDVDができたのです。


DVDに収録されている鹿児島の獣医師松本大策先生のメッセージは、きっと子ども達の心に響くことと思います。


命あるものは皆いつかは死ぬということ、命あるものは皆誰かを幸せにするために生きているということ、牛さんにとっては「おいしいお肉になって人に喜んでもらえること」が、命を全うすることになるということ、「食べる」ということは、他者の命をいただくということ・・・。


こうして、改めて昨年3月の「なかのり号」出荷の日の松本先生のお話を思い出し、食べてもらえる牛の幸せと比較して、宮崎の口蹄疫が、どれほどつらい出来事であるかを思いました。


老廃牛になるはずだった22歳のなかのり号を、おいしいお肉になるよう指導をしてくださった松本先生は、今年4月には、滋賀県東近江市の茗荷村さんが牛のことで困っていると聞いて、出張途中に手弁当でご指導にお立ち寄りくださいました。


靴の底まで全身を覆う白装束でマスクもし、牧場ごとに白衣を着替え、外側を内に慎重に脱いで処分されていたことには、正直驚いてしまったのですが、今は、口蹄疫の真っ只中で、これ以上の重装備で汗まみれになり、毎日お酢の入ったお風呂で全身消毒までなさっているとのこと。
限界を越えてさらにぎりぎりまで口蹄疫と戦っておられるご様子です。


牛の命を守るはずの獣医師が、獣医師にしかできないからという理由で、ひたすら牛の殺処分に借り出されるという悲劇と矛盾・・・。想像を絶する現実に向き合い、現場からの声を必死で伝えようとなさっています。
http://www.shepherd-clc.com/


今回の口蹄疫の被害拡大という、「起こってしまった悲劇」は、2度と繰り返さないための手立てを確立することでしか救われないのでしょう。現場の声、現実の問題に、為政者が真剣に耳を傾けてほしいものです。


起こってしまった悲劇を繰り返さないということで言えば、南山にとっては、2度と経営破綻しないこと。
日本という国にとっては、2度と戦争を起こさない、起こさせない! 2度と核兵器を使わせないための手立てをする・・・というこでしょうか。
これができなければ、犠牲となった人たちの存在が無駄になってしまいます。


今年の夏は、65回目の終戦記念日がやってきます。その前日8月14日に京都コンサートホールで開催される「交響曲第1番」、佐村河内(さむらごうち)コンサートには、広島市長もおいでになるそうです。
被爆2世ゆえの悲劇を背負った全聾の天才作曲家佐村河内守さんの交響曲第1番(全楽章通しての演奏は世界初)に、一人でも多くの方の思いを寄せていただければ幸いです。



コンサートには、18歳以下の子どもと障がい者の方たちのため、無料招待席(400席)が設けられ、コンサート終了後は子ども達と佐村河内守さんの交流会もあります(無料)。
無料招待席は、往復はがきでコンサート実行委員会への申込みが必要です。

招待席(三階400席 車椅子利用者15席)を設けます。
対象者は小学生以上18歳未満の子どものみ・障害者<手帳所持者>と介助者。
希望の方は、往復はがきに氏名・学年・住所・電話番号を書いて下記宛に申し込んでください。
「〒603-8324 京都市北区北野紅梅町85 佐村河内コンサート実行委員会」
http://www.fukushi-hiroba.com/samuragochi/ticket.html

(南山の店頭には、往復はがきを用意していますので是非お声かけ下さい)


ところで・・・、南山が二度と経営破たんしないようにする手立てのほうはというと・・・、借金は増えもせず減りもせず、相変わらず正味資産ゼロベースを気持ちよく保ちながら、無限の可能性という「伸びしろの大きさ」を実感しています。
(はい、商売べたで、成長が遅いゆえに残ってしまった、大きな伸びしろです)



と、いうわけで、土曜朝市(↑こんな感じで駐車場でやってます)においでになれない方のため、無限の可能性に向かって(笑)南山のWEBショップがオープンしました。
http://nanzan.open365.jp/


まもなく店内にもおしゃれな販売コーナーができ、南山の産直和牛三種と、キムチやチヂミ、お惣菜などの販売もはじめます。


お弁当の配達もいたします。
http://www.nanzan-net.com/kitayama/suvaco.html
もっともっとPRにも努めます。
もっともっと、勉強もして、もっともっとがんばりますので、どうぞよろしゅうおたのも〜します。