yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

「いわて短角和牛」の安全性について

このたび、岩手県産の放射能汚染牛が出回っていたとの報道がありましたが、これは、「岩手の農家さんが一番長く育てた牛を、福島の農家さんが購入し、その後放射能で汚染された牛」ということです。


南山は、子牛の誕生から出荷までを一貫して生産しておられる信頼のできる農家さんから、産直で1頭仕入れをしており、部分肉を流通業者さんから仕入れることはありません。


私たち自身で牧場へも行き、生産者さんにも南山においでいただいて、専門家の指導を受けながら、安全安心な、そして何よりも牛さん自体が健康に育った美味しいお肉になるよう、生産者さん、獣医師、流通業者さん、研究者の方とも一緒に勉強して、お客様に「よりおいしい安全なお肉」が提供できるよう努力を続けております。


私たちがご縁をいただいて南山が購入している「いわて短角和牛」は、生まれも育ちも岩手(県北)で、自給飼料中心に、夏山冬里による放牧もされながら育っています。
幸いなことに岩手県の北部に位置する「いわて短角和牛」の主産地、二戸市、岩泉町、久慈市山形町では、県による空気や水の放射線検査が毎日続けられており、安全を確認された環境にあります。


いわて短角和牛の安全性については、引き続きしっかりとしたチェックをしていただきますので、どうぞ安心してお召し上がりください。


農家さんの日々のご努力を知っている私たちは、このたびの原発事故で甚大な被害を受けられた農家さんが、東京電力と国からきちんと損害賠償を受けられるよう支え、正確な情報を業界が共有していけるよう、関係者で努力を続けてまいります。


BSE全頭検査を行い、口蹄疫を封じ込めた「世界一安全な日本の牛肉」への信頼が、正確な情報によって取り戻せますよう、精一杯の努力を続けますので、どうか、安全安心な美味しい国産の牛肉を、「食べること」で、支えてください。