yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

やまけんさんが育てた短角牛さちの食卓

yakinikunanzan2010-08-02



7月31日(土)、やまけんさんが育てた短角牛をいただく食事会を開催しました。
やまけんさんがオーナーとなられた母牛「ひつじぐも」は、短角牛の中でも霜降りになりやすい体質を持った優秀な血統の(?)牛だったらしく、「ひつじぐも」から初子として生まれた「さち」は、驚くほどのすばらしい味! 短角とは思えぬ刺しの入った絶品でした。


しっかり熟成されていたからということもあるのでしょうが、触った感じも脂肪の質も、これまで経験したことのない短角牛でした。


さちのリブロースは、南山の3種の和牛(プレミアム短角牛、近江牛、京たんくろ和牛)プラス「十勝若牛」と一緒に5種類のリブロースで食べ比べ。
聞きなれぬ「十勝若牛」は、ホルスタイン(♂)の14ヵ月齢で、赤身のあっさりとしたお肉です。(この日ご参加くださった十勝清水農協さんからご協賛いただきました)。真ん中のカラフルなポテトも、宮崎応援食事会のためならばとご協賛いただいたもので、このジャガイモの生産者さんたちは、岡山の高梁市で短角牛を通年放牧で飼っておられる短角つながり・・・。(もうすぐ、備中岡山の地が栄える「地備栄(ジビエ)短角牛」が仕上がるようです)

さちのランプは角切りに。宮崎のスーパー種牛「忠富士」と「安平」直系の近江牛(♀)のランプを近江牛のサカエヤさんからご協賛いただき、同じ部位を角切りにして食べ比べました。



宮崎のスーパー種牛の娘は、さすがに刺しの細やかさが一目瞭然のスペシャ近江牛。本当に高額な、優秀賞をとったお肉です! 熟成具合もさちと同じほどで、塩コショーでわさびをつけて食べるともう、最高でした。
さちのランプも、短角牛とは思えぬほどのみごとな刺し。お味も、スペシャ近江牛に負けず劣らずの品のよい深みがあり、本当に幸せ〜になれました。


やはり、「熟成」ということもこれからはもっともっと勉強せねば・・・です。



十勝若牛の肩ロースとさちのバラは、たれ焼きに!
やまけんさんが、母牛のオーナーになって生まれ子に「さち」と名づけ、その成長を出荷までを見守り、そして販売まで・・・。食べてくださる方に走り回って届けてくださった「さち」をいただく食卓は、本当に値打ちのあるご馳走の会でした。
(写真を撮り忘れましたが、さちのお肉は、このほかにも和風ユッケとお野菜をたっぷり巻いて食べる焼きしゃぶで・・・。)


南山のちしゃ味噌をつけて食べる夏野菜の盛り合わせには、美山のズッキーニやコリンキー、岡部農園さんのオクラ、ナス、インゲン、きゅうりなど、野菜も味噌も、本当においしかったのであります。



デザートには、和歌山で通年放牧をなさっている酪農家「くろさわ牧場」さんからロールケーキをご協賛いただきました。竹炭で色づけた模様がステキで、それこそ牧場(まきば)の草が牛乳になった、雑味なしのケーキでした。




食事の後半には、豪華プレゼント(!?)が当たるじゃんけん大会! 岡山県高梁市からご協賛いただいた「高梁紅茶」と、宮沢賢治の「雨ニモマケズ・・・」の直筆復刻手帖が、6名の皆さんの手に渡りました。




もちろん、食事の前には、2時間余りをじっくりかけての勉強会・・・。
こちらのほうは、まだ第1の胃で反芻中です・・・。




酷暑の中、遠路、ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。