yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

美味しいものは、嬉しい

yakinikunanzan2006-07-28



「本当に美味しいもの」の話は、やはり人に教えたくなるもので、
「こんな美味しいものを知っている!」と語れるのは、嬉しいものです。


先日、南山で試食をした折に、隣の席に座られたカップルが
たいそう深刻そうな話をしながら食事をなさっていたのですが、
男性が女性を元気付けたかったようで、「短角牛やぞ」と、女性に
説明しながら短角の刺身メニューをいろいろ注文されました。
料理が運ばれ、「まぁ食え」と、男性が女性を励まし食事が始まると・・・


「こんなこんなひどいことがあった・・・。あ、おいしい。」
「そんなもん、こう言うたれ! うまいわ。」
「そやかて、どうのこうの・・・。おいちぃ。」
「それはこういうことや。 うんまぃなぁ。」


と、会話の合間合間に、一口ほおばっては「美味しい」と口にされ、
ずいぶんと元気回復されたようでした。


実際、短角牛のレバーやハツのおいしさは最高で、レバー嫌いの人ですら
「おいしかったぁ」と感動してくださいます。


「本当に美味しい」と自信を持てる料理を提供できることほど
嬉しいことはありません。


このところ椎名牧場では、A5等級の上物が続出しているそうで、
こちらもとても楽しみです。


ところが、おもしろいのは、椎名さんに上物が出る原因を聞いても、
相変わらず「わからない」とおっしゃることです。


こちらとしては「牛飼い名人の牛肉!」と、椎名牧場の産直牛を
売っていきたいのに、椎名さんは、「どんなにデータをとっても、
これという原因は分かりません。宝くじに当たったようなものです」と、
おっしゃるばかりで、これはあまりPRのせりふに使えません。


でもそこが椎名さんの正直でまじめなところで、A5が出ると、
「事故みたいなもの」とすら嘆かれます。


安定した出荷が乱れ、取引価格が変動したり、通常レベルの質に
戻ったときのクレームになったりするからです。


椎名牧場の大当たりのA5等級八千代黒牛は、昨日から提供しています。


八千代黒牛のハラミやタンも数量限定で本日から少しずつ、売り出されます。


そして、他にも、この夏からは、産直のりんごジュースやゆずジュース、
木成り完熟の上賀茂トマトや手づくりスウィーツなどなど、産直近江牛
存在が埋没しそうなぐらい、「本当に美味しいもの」が増えてきました。


本日の「はなれ」のご予約料理には、グラノさん直伝のトマトキムチパスタに
完熟の「上賀茂トマト」を添えてお出しします。とびっきり美味しい短角牛や
近江牛のお刺身も、花をあしらわれた竹の器の氷の上に並びます。


嬉しい気持ちで美味しいものを用意してお客様をおもてなしできる幸せに、
心から感謝です。



↑椎名牧場のA5等級のサーロイン




近江牛ヒレといわて短角和牛のハネシタ
 陶芸家志望のスタッフが、南山産直牛の名札を作ってくれました。




ちなみに本日の「はなれ」のコース料理をご紹介しますと・・・


―前菜―
・キムチの盛合せ

・ジョン盛合せ(韓国のお焼き4種)


―お刺身盛合せ―
・短角和牛のタタキ、生レバー
近江牛の牛トロ刺身


― 塩焼き ―

・八千代黒牛 厚切り上塩タン

・八千代黒牛 三角バラ

・鹿児島県産 茶美豚(チャーミートン)バラ塩焼き チョレギサラダ添え
   (豚バラ肉でサラダをくるんでどうぞ・・・)


京野菜の箸休め―
  上賀茂トマト、淀きゅうり、伏見甘唐辛子 (甘辛味噌添え)


― タレ焼き ―

・八千代黒牛 サーロイン

近江牛 ヒレ

・短角和牛 ハネシタ


―ご飯もの―    
・赤まんまのおにぎり

・上賀茂トマトの冷製パスタ(グラノさん直伝のトマトキムチパスタのアレンジ版)


―デザート―
・手づくりシャーベット
・紀ノ川農協直送の完熟桃



今回もVIPをお連れで、2度目のご予約でおいでくださったお客様は、
刺身に飾られたぎぼしの花もお気に召してくださり、大当たりの八千代黒牛や
短角の刺身、近江牛ヒレ・・・と、運良く希少品がそろったお料理を
たいそう喜んでくださいました。