yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

先は見えなくても日々をがんばれる幸せ

本当に有難いと思える日々が続いています。

本当に有難いと思える出会いをいただいています。

本当に面白い、やりがいのある仕事をやらせていただいています。

こんな幸せな、贅沢はないと、しみじみと感謝の毎日です。


10月24日来週の月曜日は、いよいよ「心の炊き出し・岩手フレンチ食事会」です。
https://www.mmjp.or.jp/ssl.nanzan-net.com/event/20111024.html


この日を迎えるため、9月に岩手県奥州市前沢の「ロレオール」へ伊藤勝康シェフを訪ねた日、伊藤シェフは、水汲みに出かけておられてお留守でした。

戻ってこられた伊藤シェフがおっしゃるには、「良い湧き水を料理に使うと、煮炊きの時間が短縮できて、味も全然違う」のだそうです。


今も被災地への炊き出しを続けておられる伊藤シェフは、避難所から仮設住宅に移った人たちから「みんなで集まれる食事の場」を作りたいとの相談を受け、「鮭のカルボナーラ風焼きそば」をメニュー提案されたのだそうです。

「ちゃんとお金の取れるメニューも入れないと、お母さん達の気持ちだけで運営して持ち出しになったら続かないから」という訳で、炊き出し現場でがんばってこられたお母さんがたに料理を指導されたことなども、ひょうひょうと語ってくださいました。


伊藤シェフは、10月24日(月)、南山の厨房で、南山の食器で、岩手フレンチの腕を振るってくださるのですが、「こんな食器、こんな調理器具しかないのですが・・・」と連絡しても、「大丈夫ですよ〜。」とゆったり構えておられ、当日、どんなことになるのか、わくわく(はらはら)しています。

下鴨神社の水を汲みに行って、森田さんの畑や野菜市で食材を選び・・・と、素材選びから始まる予定なのです。


農水省から本年度の「料理マスターズ」ブロンズ賞を受賞された伊藤シェフの奥深さは計り知れません。
http://www.maff.go.jp/j/soushoku/gaisyoku/kensyou/jushou23.html


当日は、岩泉のイケメンシェフ野中氏もおいでくださり、ロレオールのスタッフさんや南山のスタッフと一緒に伊藤シェフチームに入ってくださいます。


岩泉の野中シェフは、南山が牛肉サミットで準優勝した「短角牛の串焼き」の開発者。
歯ごたえのある短角牛肉の薄切りを、鶏皮の串焼きのようにして、とても食べやすい串焼きをつくりあげられたのです。
その串焼きが、南山のタレにベストマッチし、8月の牛肉サミットで好評を博して、結果準優勝の栄誉をいただいたのです。


準優勝の賞品にいただいたイベリコ豚の生ハムは、この日ランチの席で野中シェフに開封していただき、皆さんに振舞っていただく予定です。


ディナーのお席はまもなく満席になりますが、ランチはまだ余裕がございます。


ランチには、いわて文化大使の皆さんもたくさんおいでくださり、料理や食材についてだけでなく「いわての魅力」をじっくり味わえる会になると思います。


いわて短角和牛の40日熟成のロースも、魅力を放つことでしょう。


多くの方の思いの詰まった10月24日の食事会は、被災地の皆さんと一緒にがんばる伊藤シェフや野中シェフが届けてくださる「東北の心の炊き出し・出張料理」です。