yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

旅博で観た光

9月30日から10月2日まで東京ビッグサイトで開催されたJATA旅博・・・。
私にとっての一番の収穫は、日本旅行のカリスマ添乗員、平田進也さんのセミナーを聞けたことでした。


立ち見の列をかき分けて写したので、ひどいピンボケ写真になってしまいましたが、添乗員という過酷な仕事を、「やらされる仕事」ではなく「自らやる仕事」として深めてこられた平田進也さん・・・。本当にすばらしいお話を伺えました。


もてなしは、「施し」とおっしゃる平田さんのfacebookには、「施し」とは「ほどを越す」という意味だとありましたが、ここまで尽くしてくれるか・・・というところまでやって初めて人の心の琴線に触れることが出来るのだとおっしゃるのです。


右肩下がりの業界で、新婚旅行の取り合いだとかをやってるよりも、お金はあっても外に出ようとしない孤独なヒト達を、いっしょに旅に出てみようかという気にさせる・・・。そんな「もてなし」が出来るから、平田さんの周りには無限の市場が広がっているというのもうなずけます。


会場からの質問は、平田さん自身のストレス解消法について。
平田さんの回答は、「仕事のストレスは仕事で解消する。旅はトラブル。トラブルの中で起こるクレームを「ありがとう」と言ってもらえるトラベルに変えられたとき、疲れは吹っ飛んで、最高の達成感を味わえるんだ」ということです。


毎日、ご自分の手帖に、その日を全力でがんばったかどうかという記録もつけておられ、二重丸をつけられる数が年に何日あるかを自分のバロメーターにしておられるとのこと。


平田さんのお話を伺い、どんな仕事においてでも無限の市場があるということに、愕然と気づかされたのでした。



東北のブースでは、「復興ツーリズム」というテーマでの岩手の映像が流され、多くの人が足を止めて見入っていました。
その感動的な映像は、下記でご覧いただけます。
http://www.youtube.com/watch?v=3ZHZWJO1eU8&feature=autoplay&list=UL3ZHZWJO1eU8&lf=mfu_in_order&playnext=4



私達が10月24日に開催する「心の炊き出し・岩手フレンチ食事会」のチラシも、岩手のコーナーに置いていただくことが出来ました。
https://www.mmjp.or.jp/ssl.nanzan-net.com/event/20111024.html


この岩手応援チャリティ食事会には、いわて文化大使の方々も呼びかけ人として名を連ねてくださり、清水寺森清範貫主宗教学者山折哲雄先生もご参加くださる、心のこもった食事会になりそうで、これから大車輪で広報活動に入ります。


ごく一部の農林水産物放射能で汚染されたために、すべての食品を検査して安全を確認せねば「岩手産」のものは汚染の疑いを払拭することが出来ません。
岩手県では、「安全なものしか流通させない」というあたり前の大原則のもと、牛肉はもとより、すべての食品の放射能検査の数値を日々公開して「食の安全」を守っておられます。
そんな岩手の取組みと豊かな食を、「ロレオール」の伊藤シェフにご紹介いただこうという、岩手応援チャリティイベントです。
是非多くの方のご参加をお待ちしています。



そして、私達、「京都」を背負って出展した南山のブースは・・・。




海外からのお客様を、本当に良い日本に触れさせたいという、日本文化ツウの外国人ツアーコンダクターやメディアのかたが「おもしろい!」と食いついてくださいました。
「京都にしかない店で、京都でしか食べられない牛肉を扱い、農家さんのところへも案内してもらえて、健康ダイエットもできる」というところが、ほんまにおもしろかったのでしょう。
外向きの京都ではなく、京都の地元で愛されている京都をアピールした私達の思いは、すとんと海外の方の目に止まったようでした。



他の出展者の方々とも仲良くなり、もうすぐお嫁さんになる大忙しの身で3日間をがんばってくれた南山のスタッフは、ゆるキャラさんたちともすっかり溶け込んで、南山のまじキャラ役に全力投球でがんばってくれました。