yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

一緒に働き、一緒に食べる、愛をはぐくむ魅惑の焼肉

5月は焼肉屋冥利につきる数々のドラマにたくさん立ち会わせていただきました。


今年も「自産自消のできる社会を目指す」マイファームさんとのコラボで、婚活のお手伝い。
昨年は森田農園さんでの畑作業のあと南山で焼肉だったのですが、今年は田植え作業のあと、南山の出張バーベキューです。



南山から北へ車で15分ほどの静かな田舎、静原の「カフェ・ミレット」さんの裏庭をお借りし、南山のスタッフ達とBBQ準備をして、一生懸命婚活を盛り上げました。


昨年の「畑DE婚活」ではなんと3組がゴールインを決められたそうですが、今年の「田んぼDE婚活」は、4組のカップルが誕生したそうです。
カップルとしてのご縁はできずとも、参加した皆さんがメアド交換で盛り上がり、みんな仲良くなっておられましたから、見ているほうまで楽しく幸せな気分になれました。


やはり、命を育む農作業を共にすること、焼肉のコンロを囲んで、お肉の焼き加減を気にしながら美味しく盛り上がること、これは婚活シーンとして最高のクオリティだったと思います。


そして、マイファームさんの「田んぼDE婚活」の翌週、今度はなんと、マイファームの西辻一真社長の結婚披露宴で、南山の出張バーベキュー!


ドレスコードが野良着という、マイファームさんならではの楽しい披露宴で、いわて短角和牛の串焼きは、大人気でした。
新婦は、昨年の「畑DE婚活」をお手伝いくださっていた素敵な女性で、ご両家の素晴らしいご家族がまた本当にステキでした。


そして5月の末には岩手へも行ってきました。
ちょうどNHKおはよう日本『旬体感〜短角和牛』」が放送された日、始発の新幹線に乗って盛岡へ。
盛岡では六魂祭の人波にもまれながら、肴町商店街まで歩き、短角牛の串焼きを買いこんでからレンタカーで短角牛の発祥の地・岩泉町へ。
岩泉までの1本道を走る途中、でっかいバンに乗ったサングラスのオッサンが追い越したそうに後ろについてきたので、こちらも負けじとかなりのスピードで走りましたが、バックミラーでよく見るとそれは、白系ロシアの血の混ざった(?)旧知のあのおやっさん!でした。


岩泉町では、今年の牛肉サミットで優勝を狙うための作戦会議です。
6月から短角牛の串焼きを南山の特別メニューに入れてキャンペーンを開始し、被災地への炊き出しから生まれたこの素晴らしく美味しい短角牛の串焼きを、なんとしても優勝させよう!と気勢を上げました。


そして、「今が旬」の短角牛を、穀物肥育の通常短角牛と自給デントコーンサイレージで育てられたプレミアム短角牛とを比較評価するための打合せも・・・。
フードアクションニッポン2010最優秀賞のプレミアム短角牛の価値がいまひとつはっきりしないため、成分分析と平行して食味分析も熟成日数別に比較しようというわけです。


しかも!! フードアクションニッポン2011優秀賞受賞のプレミアム近江牛(木下牧場で特別肥育された地元飼料育ちの近江牛)と通常肥育の近江牛も、2種類の短角牛と屠畜日をあわせて、この4種の熟成度別成分分析と食味の変化を追うのです。


さあ、どんな結果になるかはわかりませんが、京都府立大学のS先生のご助力で、成分分析と官能評価を学生さんたちが手伝ってくださることになり、本当に有難い限りです。
なんてったって焼肉の食味評価ができるのです。学生さんたちといっしょに牛肉のプロを目指す我々業界人も参加して、貴重な経験をさせていただこうと思っています。