yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

世代を超えて田植えを満喫

yakinikunanzan2007-05-27



行ってきました。総勢32人の田植えツアー!


大人17名、子ども15名が素足で田に入り、わいわいキャァキャァにぎやかなことにぎやかなこと!


大胆に泥になじんでいく子どもたちにつられ、大人たちもおそるおそる泥に入ると・・・



いつの間にやらみな真剣・・・。



みなが足でへこませた穴ぼこだらけの田んぼの土を、平らにしながらしっかりと
大地に苗を差し込みました。


一粒の米が種籾として苗になり田に植えられると、そこから20本ほどの茎に分かれて、
2000粒前後の米を実らしてくれます。


田には、苗3〜4本まとめて植えるので、この弱弱しい苗の一株から6000粒ほどの
お米が実ることになります。
お茶碗1杯のご飯は、お米約3000粒ほどなので、苗の一刺し一刺しが1日に食べる
ご飯の量ぐらいになる・・・ということなどなど、行きのバスの中でし〜っかり
お勉強しました。


機械で田植えをするようになって、田植えにかかる作業時間は、手植えしていた
40年前と比べると四分の一に短縮したということです。


だからというわけでもないでしょうが、私たちのために用意されていた田には
なんとすでに四分の三ほどが機械植えを終えており、私たちが手植えする面積は
わずか四分の一! ちょっと拍子抜けしましたが・・・、


いえいえ、ずぶの素人たちには、ちょうどよい広さでした。



穴ぼこだらけの田んぼに手植えされた我らが「かぐや姫」、機械で美しく
植えられた他の苗に負けず、ちゃんと育ってくれるでしょうか・・・。


田植えの後は、用水路の冷たい水で手足を洗い、子ども達は大はしゃぎ!



おやおや、川でお洗濯をしているのは、田んぼで下半身を泥パックした奥さん。
次回は、みんなも泥んこダイビングを楽しもう! と、呼びかけていました。


楽しみなバーベキューには、とっておきの焼肉セット登場!




左が「いわて短角和牛の焼肉セット」、右が「南山の産直牛3種食べ比べでセット」で、
上の画像右下の食べ比べステーキ3枚が、3種類のお肉の特徴をしっかり見せてくれております。


お分かりでしょうか、下から短角牛、八千代黒牛(交雑種)、近江牛(黒毛和種)。





近江悠紀会さんがご用意くださったおにぎり3種も絶品!!



近江悠紀会さんの仲間の方が、今朝つぶした地鶏(親鳥)のお肉もバーベキューにと、ご提供くださいました。

近江悠紀会の岡本甚太郎会長は、「固いけど、味がある」とみなに勧めてくださいます。


若鶏の肉しか見たことなかったので、「さすがに親鳥は、脂が黄色いですね」というと、
岡本会長は、「ま、わしらみたいなもんや。わしらのこの辺もこんな脂の色してるやろ」
と、ご自分の腹と人の腹を一緒に指差されるのでした・・・。がーん!


「でも、甚太郎会長の腹の中は、センマイみたいな色してるでしょうが、私のは
アカセンみたいなピンク色ですから・・・」と言い返しはしましたが・・・、
確かに、「固いけど味のある」世代にまちがいはありません。


私たち大人世代で途絶えさせてしまった伝承や文化を、なんとか次代に伝えたい。
甚太郎さんのそんな情熱のおかげで、今回の田植えが実現できたのでした。


なんと、最後には破竹(はちく)の炭焼きまで堪能させていただき、甚太郎さんの
子どもや孫たちにとっても、初体験だらけの田植え&バーベキューを楽しませて
いただくことができました。




田植え&バーベキューの後は、大中の干拓地へ。



近江悠紀会の河合さんがここで作ってくださるお米を、南山では分けていただいているのです。
40年前は琵琶湖だったこの広大な干拓地。ここでできるお米が、今年の9月にも
新米フェアーで南山に登場します。おいしいお米をお楽しみに!


そして、ぜひまた、「南山食農倶楽部」の稲刈りツアーにご一緒ください!