yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

農家の思いを伝えるメニュー

yakinikunanzan2006-10-12



近江悠紀会の方々が、丹精込めて
育ててくださった新米2種、古代
から命を伝えてきた黒米(古代米)と
今年2年目の作付けに挑戦された
新種のお米「かぐや姫」のおむすび。


かぐや姫」は、平成5年の大凶作で全滅に近い田んぼに
3本だけ直立して生き残っていたササニシキの突然変異種です。


古代米(黒米)も、「かぐや姫」も、共に命のダイナミズムに
感嘆させられる物語を持っています。


このあっぱれなお米2種を、中秋の名月の食事会で、こんな風に
竹の器でお出しできたので、近江悠紀会の方々は、それはそれは、
喜んでくださいました。


昨日のご宴会でも、同じように「かぐや姫」と「古代米」の
おむすびを竹の器で楽しんでいただきました。



さて、昨日のご宴会で「食べ比べメニュー」に登場したのは、
なんと豪勢な、バラの中でも一番上等の部位カイノミです。


短角牛と八千代黒牛と近江牛のカイノミ+短角牛のイチボ(写真手前)を
盛り合わせて召し上がっていただきました。


短角牛カイノミ(写真左)の赤さ、刺しの無さがやたら目立ちますが、
短角牛の肉本来の旨みは、しっかり味わっていただけたようでした。


今使っている短角牛は、30ヶ月肥育のものですが、牧草中心のエサでも、
脂が黄色くなるわけでも無く、隠し包丁を丁寧に入れて食べやすくされた
短角牛は、本当に上品な、味のよいお肉なのです。


母さん牛と共に野山を駆け巡って、母乳で育った幸せな短角牛の肉は、
「1キログラムぐらいは平気で食べられる」と、畜産研究所の方から
伺っていますので、一度そこのところも実験してみなくてはなりません。


昨日のご宴会メニューは、いつものコースとほぼ同じ量のお肉だったのですが、
いつもは「お腹いっぱいで死にそう」と言われる「はなれ」のコース料理が、
短角牛中心のメニューだったためか、どかすか追加注文が入り、すさまじい
量のお肉が出たのです。


さわやかに快進撃中の元気いっぱいの企業さんが、とても楽しく盛り上がって
おられましたので、食欲も絶好調だったのかもしれませんが、それにしても、
近江のハネシタ(写真中央)と八千代のバラ(手前)、ブリスケの盛合せを、
ドカーンと追加で平らげられたのには驚きでした。