yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

短角牛の母讃歌

yakinikunanzan2006-10-15



また、短角牛ネタで、
申し訳ありませんが、
やはりただ今は
「幻の短角牛フェア」
真っ最中でありまして…。


短角牛フェアの抽選でみごと短角牛母牛のぬいぐるみを
ゲットしたお嬢さん、短角牛の母牛オブジェの横で、
喜びの記念写真です。


このオブジェ(チェーンソーアート)は、岩手県岩泉町の短角牛繁殖農家さん
三上孝弘さんの作品です。


「短角牛のお母さん」の魅力を、できるだけリアルな感じでつくって
ほしいと依頼したら、本物の面綱までつけて、京都へ嫁入りさせてくださいました。


   ― 女 ―

   「鞭を忘るな」と

   ヅアラツストラは云いけり。

   「女こそ牛なれ、羊なれ。」

   附け足して我ぞ云わまし、

   「野に放てよ」



11人の子を産み育てながら女性解放を歌いあげた与謝野晶子


晶子の“すさまじくすばらしい生き方”に、私はついつい短角牛の母牛を
重ねてしまいます。


野に放たれた牛の魅力!
(経産牛と言われようが、年老いて脂が黄色くなろうが、母は偉大なのです)


ちょっと横道にそれついでに、晶子の詩をもうひとつ!



   ― 母ごころ ―


   カナリアの雛を飼ふよりは
   我子を飼ふぞおもしろき。
   雛の初毛はみすぼらし、
   おぼつかなしや、足取も。
   盥(たらい)のなかに湯浴みする
   よき肉づきの生みの児の
   白き裸を見るときは、
   母の心を引立たす。
   手足も、胴も、面ざしも
   汝(な)を飼ふ親に似たるこそ、
   かの異類なるカナリア
   雛にまさりて親しけれ。
   かくて、いつしか親の如、
   物を思はれ、物云はん。
   詩人、琴弾、医師、学者、
   王、将軍にならずとも、
   大船の火夫、いさなとり、
   及至(ないし)活字を拾ふとも、
   我は我子をはぐくまん、
   カナリアの雛を飼ふよりは。




・・・お母さんを、大切にしよう!


ということで、短角牛の母讃歌でした。