短角牛の母讃歌
また、短角牛ネタで、
申し訳ありませんが、
やはりただ今は
「幻の短角牛フェア」
真っ最中でありまして…。
短角牛フェアの抽選でみごと短角牛母牛のぬいぐるみを
ゲットしたお嬢さん、短角牛の母牛オブジェの横で、
喜びの記念写真です。
このオブジェ(チェーンソーアート)は、岩手県岩泉町の短角牛繁殖農家さん
三上孝弘さんの作品です。
「短角牛のお母さん」の魅力を、できるだけリアルな感じでつくって
ほしいと依頼したら、本物の面綱までつけて、京都へ嫁入りさせてくださいました。
― 女 ―
「鞭を忘るな」と
ヅアラツストラは云いけり。
「女こそ牛なれ、羊なれ。」
附け足して我ぞ云わまし、
「野に放てよ」
11人の子を産み育てながら女性解放を歌いあげた与謝野晶子。
晶子の“すさまじくすばらしい生き方”に、私はついつい短角牛の母牛を
重ねてしまいます。
野に放たれた牛の魅力!
(経産牛と言われようが、年老いて脂が黄色くなろうが、母は偉大なのです)
ちょっと横道にそれついでに、晶子の詩をもうひとつ!
― 母ごころ ―
カナリアの雛を飼ふよりは
我子を飼ふぞおもしろき。
雛の初毛はみすぼらし、
おぼつかなしや、足取も。
盥(たらい)のなかに湯浴みする
よき肉づきの生みの児の
白き裸を見るときは、
母の心を引立たす。
手足も、胴も、面ざしも
汝(な)を飼ふ親に似たるこそ、
かの異類なるカナリアの
雛にまさりて親しけれ。
かくて、いつしか親の如、
物を思はれ、物云はん。
詩人、琴弾、医師、学者、
王、将軍にならずとも、
大船の火夫、いさなとり、
及至(ないし)活字を拾ふとも、
我は我子をはぐくまん、
カナリアの雛を飼ふよりは。
・・・お母さんを、大切にしよう!
ということで、短角牛の母讃歌でした。