yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

ひたすら感謝

yakinikunanzan2006-12-29



12月に南山で大活躍してくれた牛たちは、大幸、桜、幸野、亜角、
そして鈴秋・・・。
どれも岩泉で育った短角牛です。


最後に入荷した鈴秋は、オール岩泉の飼料で育った特別肥育牛で、
特に赤身の色が濃く、惚れ惚れするようなおいしそうなお肉でした。


これは、南山のお正月用に取ってあったのですが、ギフト用にも
一部流用。見るからに、きれいなお肉で、ちょっと感動ものでした。


今回、短角牛を五頭も分けていただけたおかげで、同じ純粋短角でも、
さまざまな肉質の牛がいるということがよく分かりました。


同じ親から生まれても、それぞれ全く個性が違う人間同様、牛の個体差も
大きいのですから、それは当然のことですが、黒毛和牛の霜降りとは、
価値観を全く異にする短角牛のおいしさを、この5頭を食してくださった
方々には、十分認めていただけたのではないかと思います。


連日連夜短角牛と格闘し、今日は、徹夜組と早朝出勤組みの連携で、
無事今年最後の出荷を終えることができました。
お重18セットと、短角牛の4種盛り焼肉セット93個!



ひたすらに肉を切る担当が一番大変。
牛ごとに鼻紋のはいった「子牛登記」(血統書)までつけて
食品表示をするので、1頭ごとの部位バランス管理も大変です。


次は計量する人、盛り付ける人、パックする人、梱包する人・・・と、
それぞれの持ち場に職人根性が芽生え、要領が伝授されていきました。


しかし、やはりなんといっても、宅配便のお兄さんが、一番大変。

このたくさんの荷物を、それこそ夜を徹して、西へ東へ、運んでくださるんです・・・。
まるで天使のように見えました。




洋菓子職人ミスターカキネに言わせれば、クリスマス時期のケーキ屋と
比べれば、楽勝! なのだそうですが、「ギフト」という未知の事業に挑戦して
みた結果、スタッフの誰もが、「来年は、もっと楽に、もっと要領よく
できるだろう・・・」と、心ひそかなリベンジを期しているようです。



寒い厨房で、うら若い女子学生スタッフも徹夜でお手伝いしてくれ、早朝
出勤組の男子学生スタッフと交代。みな本当によくがんばってくれました。


引き続き年末年始の営業準備に追われて、まだみなの健闘をたたえあう
どころではありませんが、でも、とにもかくにも、今年の一番大きな山場は
無事越えることができました。


がんばってくれたスタッフ、応援してくださった皆様、そして、
何よりもお客様に! 心からの感謝を申し上げます。
本当にありがとうございました。


12月のシフト表の目標欄には、
  ・凍えきったお客様が暖かくなるような笑顔!! お出迎え!!
  ・全員が元気に健康に新年を迎える!! 年明け元気な顔を見せる!!
 そして・・・
  ・クリスマスに泣かない!!


 ・・・とあります。


みんな、クリスマスもよくがんばってくれました。
あとは、全員が元気に健康に新年を迎えること、これ以上の幸せはありません。


いよいよ押し迫った年末年始を無事過ごすことができますように!!



来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。