yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

有難い珍客


安全・安心に自信のもてるおいしい牛肉が用意できたということは、本当に
すごいこと(当社比)なのですが、これはただ単によい生産者さんに出会えた
というだけのことで、他の面では南山はまだまだです。


鶏肉、豚肉、野菜、米・・・まだ食材研究が手付かずで残っていますし、
お客様をもてなすセンスやスキルも、なかなか向上させられません。
見よう見まねの貧乏くささは、一朝一夕には垢抜けさせられないのです。


すごいセンス、すごい情報量、すごいポリシーで食に携わるお仕事をなさっている
方を見ると、「とにかく何でもいいから教えてください!」と、食い下がる
くせがつき、今日は、こんなお客様がご来店くださいました。



こんな黒豚の生産者さんが鹿児島から来られたからということで、ご近所のフレンドフーズの社長が
一緒にご来店くださったのです。


フレンドフーズの藤田社長は、本当にすごい人で、いい食材を探し回って
センスよく提供しておられるだけでなく、農業をとてもよく勉強しておられ、
生産者さんに、逆に情報を提供するほどの知識と経験をお持ちなのです。


毎日社長が「まかない」で料理研究をし、惣菜コーナーにあるオープンキッチンが
フレンドフーズを単なる食料品店とは違う別格のものにしているのですが、
社長室は、なんと囲炉裏のある居酒屋風になっているのだとか・・・。


1リットル850円の牛乳、A5の和牛、礒の香りのする鮮魚・・・、とことん
いいものにこだわってすごい集客をしておられるのですから、その近所で
商売をしている南山としては、是非あやかりたいものです・・・。


でもね、藤田社長のお話を聞いていると、ただただ努力の差が違う、
目指すレベルの差が違う・・・だけのこと、ということが分かり、とても恥ずかしい
思いになりました。


努力の差を追いかけるには、ひたすら努力を積み重ねるしかないのです。
時間をかけて、少しずつ、よりよい南山にして行かねばと、反省しながら腰をすえました。