yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

食育と職育


不安と不信が蔓延する現代社会で、母親にとって一番つらいことは、子ども達に未来への希望をいだかせられないことではないでしょうか。
素晴らしい歌声で合唱し、一生懸命に理想を学んだ子ども達も、大人になればただの人。
長いものに巻かれ、しがらみの中で「こんなもんさ」とあきらめの人生を送ることになるのでしょうか。


こんな世の中では、生まれてくる子どもがかわいそう。
こんな世の中では、子育てするよりペットを可愛がったほうがまし。


しかし・・・!!!
だからこそ、中小企業が思いっきり楽しくステキにがんばればいいのですよね!



この写真は、わが社の副店長、岡田恭平くん。
昨春、南山の学生アルバイトとして卒業し、大手企業への就職も決めて九州の実家に戻ったものの、「牛肉の奥深い魅力」が忘れられずに、就職先を蹴って福岡のグラノ24Kさんで研修をさせていただいた後、サカエヤの新保社長の元でも学び、南山に帰ってきてくれました。


あれから1年半。毎朝の朝礼で語る「本日のおすすめ」の牛肉トークにも磨きがかかり、ワインのうんちくを聞くよりもうんとうっとりする牛肉ソムリエ振りを発揮してくれるようになりました。


ある日の朝礼では、牛肉のハートを皆に見せてくれ、あの美味しいハツの構造を説明してくれました。

ある休みの日には、店長を見習い、木下牧場へわら集めにも行ってくれました。

経験値はまだまだですが、牛肉を愛する心(ハート)と仕事を愛する心(ハツ)は一流です。



こんな私たちを応援してくださる木下牧場さんは、わたしたちと本当の家族のようにお付き合いくださり、本気の子育て(スタッフ育て)を一緒にしてくださいます。


2009年には、「食となる命を育てること、いただくこと」をテーマに、19産した近江牛の出荷を見送るイベントにもご協力くださり、ここから生まれた絵本付のカレーの収益は、牧場の皆様とサカエヤの新保さんとの連名で滋賀県の里親会へ寄付させていただきました。



この取り組みは、小学校の食育の授業にも利用していただけることとなり、スタジオ・セラヴィの細見さんがDVD化してくださり、先日サークルワークスの松井さんがYoutubeにアップしてくださいました。

http://www.youtube.com/watch?v=CDsDGrmo6lg


明日は、京都中小企業家同友会の研究集会。
地域の中で仕事を通して人を育て、社会の役に立てる幸せな企業のあり方を、真剣に学んできたいと思います。


同友会の仲間たちと、子ども達のために仕事の楽しさを伝える活動も、広がり始めています。
感謝です。