yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

元気を届ける復興串焼き


岩泉から、短角牛の串焼き2000本が届きました。ものすごくボリュームがありおいしそうです。1本(50グラム)が300円、ランナーさんには150円ですから、値打ちがあります。


3月11日(日)、京都マラソンのゴール地点を盛り上げる「短角牛串焼きブース」の準備もすすみ、こんな素敵な装飾が用意できました。



食農協働レストラン事業協同組合(FARCA)の仲間による東北応援企画の第1号として、短角牛串焼きを復興串焼きとして応援いただくことになり、モクモク手づくりファームさんが、ブースをデザインしてくださったのです。


仲間っていいですね。3・11は、勇気百倍でがんばれます。


春、三月も牛づくし。


11日のイベントの後は、17日から宮崎や大分へ牧場見学に行き、30日(金)には名古屋大学で開催される日本産肉研究会で勉強してきます。


日本産肉研究会は、「福島第一原発事故の教訓から今後の資源循環型畜産を再考する」がテーマで、私も少し話をさせていただきます。


大変な努力で積み上げてこられた資源循環型の畜産が、福島の原発事故で踏みにじられてしまい、放牧で育つ短角牛も、本当に厳しい風評被害をこうむりました。産地は今も大変です。


南山では、堂々と短角牛を提供し続けてきましたが、放射能検査で10ベクレル未満(不検出)という検査結果を提示していても、東北産というだけで避けるお客さまが、今もおいでです。
これは仕方のないことですが、「本当に安全だと確認したものしかお客様に提供しない」という姿勢を貫いて真面目にやっていれば、いつか安心してもらえるようになるのだろうと思うしかありません。


でも、こんなとき、産地の状況を知っていること、生産者さんの真っ正直な人柄を知っていることは、確固とした自信につながり、これほど誇らしいことはありません。


3月30日は、原発事故の影響が今後どのように及びそうなのか、「日本産肉研究会」でしっかり勉強して、また、たくさんの牛を愛する仲間たちと出会ってこようと思っています。
http://www.agri.tohoku.ac.jp/keitai/jsmp/


3・11京都マラソンの様子は、テレビでの実況中継がないようで、南山の駐車場からユーストリームでお伝えすることにしました。コース中間地点の南山は、往路、南山前を通過するとすぐに最難関の上り坂「キツネ坂」があり、折り返し地点からキツネ坂を下ってきたあと、復路で南山の前を西へ進むというコースにあります。
ランナーさんたちはかなり疲れ、順位も相当入れ替わっていることでしょう。ひょっとしたら一番苦しいところかもしれませんが、それだけに応援しがいのあるところです。


南山の前では、岩手の復興の旗や、短角牛ののぼりを振り回してランナーを応援しながら、午前9時半から12時ごろまで、短角牛の串焼きと岩手の山葡萄ジュースやリンゴジュース、そして生ビールなどを販売します。


ぜひおいでください。


ゴール地点は午前10時から午後4時まで短角牛の串焼きを販売しています。
岩手からも3人の男衆が、短角牛がアピールしに来てくださいます。


3月11日は、短角牛の串焼きで、ランナーさんに元気を、東北にささやかなエールと希望をお届けします。