yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

心ひとつに、みんなで一緒に・・・!


明後日、4月25日は、南山にとって宝物のような存在だったステキなお母さんスタッフの2度目の月命日です。
北野の天神さんに美しい花が咲く2月25日、梅花祭の日に彼女は帰らぬ人となりました。その日が彼女の退院予定日だったのに・・・。


いつか彼女にやってもらいたかった仕事、いつか彼女と一緒にやりたかった仕事のひとつが、「子どもたちの料理教室」でした。

いつか余裕が出来たら・・・と先延ばしにしていたこと(ひょっとしたら、いつまでもやらなかったかもしれないこと)が彼女のおかげで早まりました。


3月30日、彼女の下のお嬢さんが保育園を卒園された翌日、私たちは子ども達と一緒にお弁当を作って木下牧場へ行ってきました。


↑ダシじゃこがたくさん泳いでいるおなべを覗くみんな。
これを火にかけてダシをとり、小松菜と油揚げをぎゅうぎゅう詰めになるぐらいどっさり入れてひと煮たちさせ・・・。


味噌汁の具になる分だけ残してお鍋から小松菜とお揚げを引き上げて味醤油をかけまわしたら、「菜っ葉の煮びたし」が出来上がり〜!


具の減ったお鍋にお味噌を入れたら、「菜っ葉とおあげの味噌汁」が出来上がり〜!
「味見しながらお味噌を足していってね〜! 順番に、順番に〜! 味噌こしに残った細かいお豆も味噌汁の中へ入れちゃってよ〜!」


「だしがら」だなんて言わせません。ふやけたおじゃこだってごま油でいためて醤油とみりんで味を調えると、子どもに大人気の一品に・・・!


みんなでおにぎりを作り、ウサギの形にりんごも切って・・・。


かわいいお手々でお弁当を詰めました。
前日に南山の創業者「大ママちゃん」が用意してくれた卵焼きやキンピラゴボウ、南山のデリカ部隊がつくってくれた「和牛しぐれ煮」も入れて、みんなのお弁当が完成です。


木下牧場さんにお届けするお弁当も出来ました。
あれ? ミニトマトが乗ってないぞ。トマト好きの誰かにやられてしまった模様・・・。


木下牧場に着くと、牧場の番犬セントバーナードの子犬がお出迎え。


この日食肉センターに行く牛さん2頭とも対面しました。
こんなに元気いっぱいな命を、私たちはいただいているんですね。


産前産後のお母さん牛と子牛のいる牛舎で、子ども達は大はしゃぎです!


妊娠牛がのんびり暮らす放牧場では、人間も牛になって、人牛一体!?


牧場でお弁当をいただいた後は、木下牧場さんからのビッグサプライズ!
ケーキとステキな花束で、お誕生日イブを祝ってくださいました。


さて、今日は、子ども達のためにいつも力を貸してくださる木下牧場さんの「フードアクションニッポンアワード受賞記念」のお祝いの会です。
うまくいけば、ユーストリームで、午後5時からのトークの実況中継が見られます。
http://www.ustream.tv/user/nanzannet
東北地方の震災支援のチャリティー企画です。


南山にとって、とても大きな存在だったスタッフが作り上げてくれた糖質オフスウィーツは、彼女の亡くなったその日に取材に来られたダンチュウさんが、心をこめて、ステキな記事にしてくださいました。6月6日発売のダンチュウ、ぜひお手にとってください。
http://www.president.co.jp/dan/


深い深い悲しみも、また大きなエネルギーになるのかもしれません。
東北地方の悲しみも皆で背負って、「いつかやろうと思っていること」を、「やれることは何でもすぐにやろう!」というエネルギーに変えていけますように。