yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

育てることの豊かさと学ぶことの楽しさ

yakinikunanzan2010-12-09



12月は、面白い行事がたくさんあり、「元気な命をつなぐ会」の元気野菜畑で、野菜の収穫をしたり、木下牧場さんの放牧場に記念植樹をしたり、「京都府農業懇話会」さんの研修でお話をさせていただいたり・・・と、農の側の世界を楽しんでいます。


木下牧場さんの放牧場では、すばらしいお天気に恵まれてサクランボの木を3本、みんなで植樹させていただき、とびっきりおいしい近江牛すき焼き丼をご馳走になりました。
手づくりのお漬物も最高においしく、本当にたくさん笑わせていただき、お世話になりました。
(いつもながら、ありがとうございました)





京都大原の「元気野菜畑」では、みんなで世話をして、恐る恐る、そして泣く泣く間引きをしながら育てた大根やニンジンが大豊作。本当に甘くて、日持ちがして、形はいろいろでも、すばらしい出来で、大地はなんと気前よく、食べきれないほどの実りを分けてくれるのか・・・と感動です。


こうやって自産自消を楽しむ力が身につけば、食べきれない実りを気前よく隣人友人に分けることのできる大地のような豊かさを得られるのですね。
農産物の価格の安さは、命の世界の桁外れの豊かさに遠因があるのかもしれません。


ほんの少し野菜づくりをかじったおかげで、12月11日(土)の「元気な命をつなぐ会」食育セミナーで吉田俊道先生のお話を聞くのがとても楽しみになってきました。
絶対おすすめのすばらしいお話が聞けますので、まだお申込みでない方も是非どうぞ。150名予定のところまだ100名ほどですので、当日飛び入りの参加も熱烈歓迎、WELCOME!です。しかも、無料です!!

<開催日時> 2010年12月11日(土)13:30〜16:30
<開催場所> 同志社大学 新町キャンパス 臨光館 R205 (京都市上京区)
<講  師> NPO法人「大地といのちの会」理事長・吉田俊道氏

   1959年、長崎市生まれ。
   九州大学農学部大学院修士課程修了後、長崎県の農業改良普及員に。
   96年、県庁を辞め、有機農家として新規参入。
   99年、佐世保市を拠点に「大地といのちの会」を結成し、生ごみリサイクル
   元気野菜作りと元気人間作りの旋風を巻き起こしている。
   2007年、同会が総務大臣表彰(地域振興部門)を受賞。
   2009年、食育推進ボランティア表彰(内閣府特命担当大臣表彰)。
   主な著書は「いのち輝く元気野菜のひみつ」「生ごみ先生のおいしい食育」
   「まるごといただきます」など。

<次  第> 13:00 受付開始
13:30 開会 主催者挨拶、趣旨説明
13:40 第一部
    『いのち輝く元気野菜のひみつ
       〜生ごみ先生のおいしい食育〜』
15:00 休憩
15:10 第二部
    『免疫力・集中力アップのための食生活
       〜免疫力アップでインフルエンザを乗り越える〜』
16:30 閉会
<後  援> 京都府京都市京都府教育委員会京都市教育委員会同志社大学/きょうと食育ネットワーク
<協  賛> きたやま南山/ジュピター/マックスコーポレーション/税理士法人京都経営
http://www.max-kyoto.com/inochi/101211.html


そして、12月21日は、京都日本語学校の学生さん達21人が南山で研修されることになり、台湾、中国、イギリス、スウェーデン、イタリア、韓国・・・と多彩な外国人留学生達が来られることになりました。


昨日、この研修のための事前打合せをしたのですが、前もって学生達に南山の資料(南山の5つのテーマや永源寺ダムからの移築の話、3種の和牛1頭仕入れの話など)を読ませておくので、当日は、こんな話をしてほしいとのこと・・・。


1.国産牛と和牛の違いや牛の種類について
2.京野菜など、農産物のブランドについて
3.食文化としての「焼肉」の変遷(ホルモン焼きから高級和牛まで)
4.日韓併合時代の韓国朝鮮で愛された加藤松林人先生と南山創業者との縁

などなどです。


焼肉を食べるついでに、形だけの研修をなさるのか思っていたのですが、留学生達に学校側が伝えようとされることの中身の濃さに圧倒されてしまいました。


当日は「なかのりさん、ありがとう」の絵本を皆で順番に朗読し、そのあとで、なかのりさん出荷の日のDVDも見てもらう予定ですが、真剣に日本と日本語を学び、グローバルに活躍しようとする若者達の迫力に負けないよう、しっかり準備をせねば・・・です。


豊か過ぎる日本の情報洪水の中で、精神的栄養失調のような若者があふれる中、心を澄まして日本を学ぼうとするハングリーな留学生たちから、こちらも「元気な命」のあり方を学びたいものです。