yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

世界は広い、ガンバレ若者!


24日から始まった伊勢丹新宿本店での催事「新発見 京都美味特集」がなんとか4日目を終えました。
初日は往復深夜バスで参加しましたが、なにぶん初めての事だらけで、あまりのお客様の多さに追われっぱなしでした。


2日目からは、伊勢丹さんのご助言のもと、オペレーションもレイアウトも変更して若手スタッフ3人に任せていますが、食材や備品の補給が大変で、毎日が綱渡りです。
『こんなに売れるとは・・・!!』という信じられないような経験をさせていただき、本当に本当に感謝です。
南山にとっては、ありえない大事件です。




まだ4日しか経っていないのですが、世界一の食品売り場を作ろうとしておられる伊勢丹新宿店さんの指導の下、本当に何もかもが勉強になることだらけでした。


まず驚いたのが、伊勢丹さんの情報伝達です。複雑多岐にわたる連絡事項をA4版1枚に簡潔にまとめて必要な情報全てを盛り込んでしまわれます。


そして今回、感動したのは、こちら側の段取り変更を依頼したときの伊勢丹さんの対応です。


京都から変更案2案をメールして判断を仰いだのですが、電話で確認したところ、「もう現場に行って確認済みです。変更事項については、現場からメモでいいので文書を出させてください」とのこと。
どう変更になったかわからず置き去りにされた私は、「南山の現場スタッフに、こちらから指示書を出すのでことづけてもらうつもりだった」と言ったところ、「遠隔操作はしないで現場のスタッフに任せるべきです。彼らで出来ますから」ときっぱり。「変更事項については、現場から文書をあげてくれるのでなければ受け付けません。現場が分かっているかどうか分かりませんから」とダメ押しされました。


かっこいい〜〜! まさに「「事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起きてるんだ!」です。


毎週毎週年52回の催事を、入れ替日の営業時間すら短縮されずに次から次に運営しておられるのです・・・。そんな担当者の仕事レベルは、想像を絶するものでした。


後ろ髪を引かれる思いで帰ってきたものの、心配でたまらない私に、「彼らにやらせなさい。彼らで出来ますから」と言ってくださったことがまた有難く、涙ぐんでしまいました。



実は・・・、伊勢丹で段取りがボロボロだった初日、午後10時過ぎまでかかった後片付けの最後にゴミ袋に入れられたのが、あまったご飯でした。
本当は、ご飯が足りなくなるというピンチに見舞われたのですが、伊勢丹さんが見かねて炊いてくださり、そのご飯が4キロほど残ったのでした。


これを捨てるわけにはいきません。旅行カバンに詰めて持って帰りました!
天下の伊勢丹さんからいただいた有難いご飯です。翌日は、朝も夜も、伊勢丹さんのご飯をいただきながら、子ども達に東京の土産話を聞かせてやりました。


チャンスを下さり援助してくださった方々の顔をつぶさぬよう、何とか最後まできちんとした仕事が出来ますように!





閉店後のピンボケ画像しかありませんが、初日、偶然に伊勢丹に来られた飯尾醸造さんが、こんなブログ記事で応援してくださっています。本当に有難うございました。
http://iio-jozo.livedoor.biz/archives/51118570.html