yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

おだやかな自信の底で はじける明るさ

yakinikunanzan2010-05-27



宮崎の畜産農家さんが捨石となって口蹄疫と戦ってくださっている渦中・・・、なんともテンションの低いままの旅でしたが、韓国への研修旅行に参加してきました。


韓国へは13年ぶりです。
南山をご指導くださっているモクモク手づくりファームさんの勉強仲間達との旅で、様変わりした韓国の活力とセンスから学ぼうという企画でした。


それにしても、ほんの10数年で、これほど変わるのか・・・と、ソウルの街の美しさと人々の親切さには、感動でした。


日韓併合100年の今年、南山では植民地時代の韓国の美しさを描いた加藤松林人画伯の絵を高麗美術館に貸し出すのですが、その絵のタイトルは「明るさの底に沈む寂しさ」。
しかし、100年たった今の韓国は自信に満ち、センスのよい穏やかさの底で明るさがはじけているような・・・、そんな空気を実感してきました。



ソウルの街中を流れる川は、清流が美しい散歩道に・・・。




川沿いの高層ビルでは、こんな大胆な、ビルの清掃作業中・・・。






ソウルでの留学経験のある妹のおかげで、あちこち歩いて見物ができたのですが、彼女のお気に入りは三・一独立運動記念公園(タプコル公園)。


10数年前は、白いひげを長く伸ばした民族服のハラボジたちが碁を打つ姿があったそうですが、やはり今もここは変わらず、お年寄りの憩いの場。
民族心あふれるお年寄りにとって、ここは最高の心の拠り所なのでしょう。


ちょうどお釈迦様の誕生日(旧暦)の休日でもあり、十層石塔のそばでハルモ二が若者達の行事を見守りながら、見ず知らずの観光客にも親切に解説をしてくださいました。








インサドン(仁寺洞)もぶらついて、あちこちのお店をのぞいてまわりましたが、どのお店も洗練され品のよさに満ち、「油っこくてやかましい」という韓国のイメージが一掃されてしまいました。


お茶をしたのは耕仁美術館の伝統茶院。









つかの間の一服でしたが、このあとは、韓国の百貨店や農協マーケットを見学。
その迫力とセンスにも圧倒されました。


↓どか〜んと巨大な農協マーケット!








最後の日は、前夜に鑑賞した「ナンタ」の感動冷めやらぬままに、ソウル駅の会議室でミーティング。



「ナンタは良かった〜!!」と皆口々に韓国の笑いのセンスとパフォーマンスのすごさに感嘆し、「ナンタ観劇ツアーだったっけ・・・」という感もありましたが、13年間毎日上演して満員御礼を続けるナンタは、本当にすばらしいものでした。




ちっぽけな南山の井の中の蛙2匹、韓国ががんばってることに元気をもらい、南山も、がんばろう! と、心を新たにしたのでありました。


100年先の南山が、穏やかな自信に満ちて、深化しつづけていることを願って・・・。
テダニカムサハムニダ!!