yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

笑いと感動のFARCA

1月11日午後1時から翌12日正午まで、モクモク手づくりファームで
みっちりFARCA役員の合宿勉強会が開催されました。


本当にすごくビッグな方々が集まる役員会で、南山ごときがそこに
参加するなんてことは、まるで夢のような有難い話なのですが、「南山はひたすら
事務局としてがんばるから、いっしょに勉強し活動できる場を作ってほしい」という
想いがかなってできたのが「食農協働レストラン事業協同組合」(略称FARCA)。


どうにも気持ちがなかなか整理できないぐらい、不思議なご縁のめぐりあわせに
感動してしまった二日間でした。


詳細は、まもなくアップされるFARCAのホームページに「事務局だより」
として報告されますが、今回の勉強会を機に、三重大学生物資源学部教授の
大原興太郎先生がFARCAの顧問になってくださいました。


大原先生は、「なつかしい未来」を提唱する三重スローフード協会
理事長でもあり、ホーチミンのような風貌の、ひとなつっこく気さくな先生です。


大原先生にに初めてお目にかかったのも、モクモク手づくりファームでの
勉強会場で、先生は、南山と聞くや、
「わたし、坂本慶一先生の弟子なんです。坂本先生といっしょに、
南山にも行ったことありますよ。」
と、とてもなつかしそうに声をかけてくださいました。


南山の創業者、先代の孫時英と坂本慶一先生(元京都大学農林経済学部教授)は
学生時代の親友で、この二人の再会が、農と食をつなぐ思想を構築し、

1980年に大々的な「食文化シンポジウム」を開催するほどのうねりを
つくったのでした。


結局そのシンポジウムが契機となって1981年に南山レストラン事業協同組合
設立され、これが昨年6月にFARCAとして生まれ変わったのですから、
今回の大原先生とのめぐり合わせには、本当に不思議なものを感じます。
大原先生といっしょに、「不思議な縁ですねぇ」と、感嘆しあってしまいました。


大原先生が勉強会をフォローしてくださったおかげで、FARCAの方向性も
しっかりとしたものになり、略称も「協働」という意味合いを深め、
Food education, Agriculture and Restaurant Collaborative Association
と、大原先生によって再定義していただくことができました。


食農協働レストラン事業協同組合という名称がなかなか正確に言えない為に
つくった略称FARCAがですが、FARCAの意味をそらんじるのも、なかなかに
難しいのでありあます・・・。


今月19日には福岡のグラノ24Kで、とっても面白い合鴨スローフードパーティー
開催されます。

http://www.nishinippon.co.jp/nbl/shoku/2007/01/post_112.shtml


同じく19日、京丹後市大宮町のアグリセンター大宮では、牛肉の食べ比べ付
「食の安心・安全セミナー」が開催され、FARCAの活動が紹介されます。


牛肉は、全部南山が用意し、短角・黒毛・交雑・豪州和牛を手配しましたので
かなりお得なセミナーです。(午後1時30分から午後4時30分)


 申込み、問合せ先は、
 京都府丹後広域振興局農林商工部企画調整室 電話:0772-62-4315です。
  


福岡発の合鴨応援、京都発の短角牛応援・・・。
どちらも、「食べる」ことが生産者もレストランも、食べる人も、そして自然環境も
豊かなものにする・・・そんな、健全な命の再生産につながります。


本当の豊かさを求め、健全な食を応援するFARCAの今後にご期待下さい。