yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

黄金週間にも、短角牛ホルモンが届きます


う、う、う・・・なんてラッキーな!!


短角牛のホルモンが、5月の連休にも分けていただけそうです。
短角牛への熱いラブコールが産地に届いたようで、社内に
歓声が上がりました。


5月3日の夜には販売開始、最低でも三種の短角ホルモンをメニューに
登場させようと、現場は意気込んでおります。


連休の夕方に届く予定のホルモンを、しっちゃかめっちゃか覚悟で、
到着次第仕込んでお客様にお出ししようというスタッフの心意気・・・。
これは、このおいしさに惚れ込んでいればこそのものです。


宅配業者さんが、どうか超特急でお届けくださいますように!



さて、野に放たれた牛が、この狭い日本にいるということ自体
驚きだったのですが、なんと京都府下にも美しい短角牛の牧場が
あるのだそうです。


京丹後市網野町の山中に、その牧場はあるのだそうで、
これぞスローフードというすばらしい牧場だそうです。
その名も「日本海牧場」


南山が取り組んだ牛肉の調査研究事業の専門家委員の先生方と
春にはOB会をしようと盛り上がって2月にお別れしたのですが、
そのOB会で、5月には日本海牧場へ行くことになりました。


あの、短角牛にまた会える!


内臓のおいしさを語っておきながら、恋人に会うような気分で
短角のいる牧場へ、ルンルン気分で行こうというのですから、
すいません、焼肉屋って、因果な商売です・・・。


ですがこれには訳がありまして・・・。さかのぼること26年・・・。
1980年の4月に先代が開催した「食文化シンポジウム」で、
東北の農民詩人星寛治先生が、短角牛への夢を熱く語っておられ、
日本の畜産の未来を開く短角牛を、いつか南山でもお出しできればと
そんな夢を抱いてしまっていたのです。


雪深い東北の冬を、子育てしながら野で過ごす短角牛は、
一冬越すと骨と皮にやせ細り、1枚、2枚と数えられていたのだそうです。


それでも春の芽吹きと共に大地の緑を食んで丸々太り、人間の
食糧となってくれる健気で天晴れな牛が、短角牛なのです。


26年越しの南山の夢がかなったのですから、舞い上がってしまいます。
この間、南山がのろのろしているうちに、短角牛は畜産研究所や農家の
方の努力で、とてもおいしい牛肉に進化し守られてきていたのでした。



次回入荷の短角牛のホルモンをゲットできなくとも、短角牛のカルビは、
南山の定番メニューになっておりますので、ぜひ短角カルビや短角のバラを
召し上がってみてください。


体脂肪を燃焼させるカルニチンを豊富に含んだ短角牛・・・。
1人前より2人前、いや3人前食べた方が体脂肪が燃えるような気がしますが、
・・・そこは、責任をもてません。