短角牛のホルモン
白い舌をもつ短角牛のホルモンは、あっという間に売れてしまいました。
タンは、初日午後7時ごろにはもう完売コールがかかってしまい、
短角を楽しみにご来店になったお客様がたいそう残念がっておられました。
すいません、小さなタンで、わずかしかお出しできなかったのです。
・・・それを、一切れだけ味見したのですが、最高!
レバーやハツも、違いがわかる旨みと食感で、焼肉屋をやってて
よかったと思える感動的な体験でした。
短角牛のカルビとバラは、なんと34ヶ月齢の雌牛で、2シーズン放牧
された珍しい経歴の牛でした。
肥育期間の長い牛と聞いてなんだか得した気がしたのですが、
繁殖用にしたいほどの立派な血統を持っている牛だそうで、肥育農家さんも
きっと迷いながらお世話なさったのだろうと思います。
一方、黒毛和牛は12月・1月の需要期にどっと出荷されて、需要の減る
2月には屠畜量も減り、先日近江牛を仕入れにいったときには、
25ヶ月齢の若い牛の枝肉しかありませんでした。
黒毛和牛は、どんどん品薄になり、子牛の値段も上がっているようで、
肥育農家さんは、本当にたいへんそうです。