金丸弘美先生
1月23日・24日と、モクモク流農村産業研究所のセミナーに参加しています。
モクモクのセミナーの魅力は、講師陣がすごいことと、その先生方や
参加者と車座で飲みながらの交流ができることです。
南山のような小さな焼肉屋でも、ここでは小さくなることなく、
ああすれば? こうすれば? と参加者の方々から応援していただけます。
今夜は、「食育」の第一人者金丸弘美先生から貴重なご助言をいただくことが
できました。
2月の産直フェアーで、「お客様のご意見を生産者にお届けする」という
企画を準備中、と話したところ、「食べてもらって、おいしいかどうかを
聞くというだけでは、何の意味もない」と金丸先生から言われてしまいました。
「農業生産者は、消費者が買い叩くから安全な食をつくれないんだ、と、消費者の
せいにするが、消費者は、本当に正しい情報を知らないだけで、そこをどうするかが
いちばんの問題だから、自分は全国を飛び回って食育行脚している。
消費者に、生産者さんの努力やそれぞれの牛のストーリーをきちんと伝える
ということをしないと、単なる試食になって、こっちの肉の方がおいしいの、
こっちは固いの・・・と、いうだけになる。肉のソムリエのような人が
しっかりお肉のことを教えるという企画にすれば、味わい方が変わるはず」
と、とても大事なところを教えていただくことができました。
すいません。
「おいしくなければ生産者さんのせいです」なんて言い逃れしたげな
「産直フェアー」が、金丸先生には見透かされてしまいました。
大反省でした。