yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

モクモクの吉田修専務

yakinikunanzan2006-01-08



「牛心」を雲の上の存在と例えるなら、「モクモク手づくりファーム」は、
マボロシのような・・・、驚きに満ちた存在です。
http://www.moku-moku.com/index2.html


名物も名所もない、伊賀のとんでもない田舎の農事組合法人が、
年間50万人もの集客をするのですから、そのエネルギーは、
いったいどこから来るのか、驚嘆に値いします。


そのモクモクの創業者のお一人である吉田修専務が、青木委員長の
口利きで「牛肉の調査研究事業」の専門家委員となってくださったことで、
南山の運命は、大きく変わりました。


このブログのサブタイトルにある「食農協働レストラン」という言葉は、
吉田修専務の造語と表現スタイルで、南山ごときがこんな言葉を
使わせていただくのは、本当はおこがましいのですが、吉田専務から
「理想を掲げる勇気」をいただき、せっせと伊賀に通ってモクモクから
学ばせていただいている身としては、こちらの姿勢をきちんと示したい
という思いもあって、この言葉を掲げているのです。


「ビジネスと運動の両立」という、一歩間違えば胡散臭くなることを、
いとも楽しげに、そしてとびっきりおしゃれにやってのけておられる
モクモクのセンスは、そう簡単にまねのできるものではありません。


吉田専務がよく言われる「本物」の定義は、「つくり手の苦労が伝わるもの」
ということなのですが、粋でおしゃれなモクモクには「見せない苦労」が
たくさん詰まっているから、「本物」の香りが人を惹きつけるのだろうと思います。


見よう見まねの南山が、本物に近づくには、まだまだもっと
苦労をせねばならないのだろうと思います。


まずは、「本物が分かる」ことをめざし、「つくり手の苦労」が分かる感覚を
養うことからはじめています。



*写真は、モクモク手づくりファームの地ビール工房を案内してくださった吉田専務。つくり手の農業者が、ビールもハムも、パンも・・・と手づくり品を直販し、レストランまで展開しておられるのだから、業者から仕入れて売るだけの単なる食べ物屋には、格差を埋める術がない。(青木委員長撮影)