yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

仕事を楽しく学んだ夏

yakinikunanzan2006-08-23



「モクモク流農村産業研究所」の指導で、
南山はなれがオープンし、南山は、異次元の
豊かさを創造する「モクモク流」の世界を、
少しずつ取り込めるようになりました。


理想と現実の乖離、運動と経営のアンバランスが、普通はあたりまえの
ことだと思うのですが、モクモクさんの挑戦には、ほんとうに驚かされます。


右の写真は、この夏、小学生達がモクモクで1週間の仕事体験キャンプを
した一こまですが、うちの三男坊(小学4年生)は、モクモクの学習牧場で
働かせてもらい、大勢の来場者にジャージー牛について一人で説明ができる
までに仕込まれました。


このジャージー牛は、人間で言えば80歳ほどの高齢で、それでもまだ子どもを
産むことでミルクを出し続けています。


舞台から片足を出しているのは、老体を支える足が疲れるからで、順番に
足を代えてぶらつかせるのだそうです。


日に50キロの糞をする牛の世話を、息子はそれはそれはいとおしげに
やり通してきたのでした。


17人の子ども達がテント泊で自炊し、農業体験と仕事体験を積み、別れの日は
子ども達がドラム缶で焼いた手づくりピザで保護者を歓迎。お別れパーティー
終わっても、いつまでも皆別れがたく、散々苦労したはずのモクモクの若い
スタッフさんたちも涙涙でした。


本当に伝えたいものをしっかり持っているモクモクには、ここまで質の高い
教育プログラムを組める若手スタッフが育っているのかと、感動しました。


世の中、本当にすごい人たちがいるものです。


・・・と、他人のすごさに感心するばかりの南山。


五山送り火鑑賞会を、アンコールの拍手鳴り止まぬすばらしいソプラノで
楽しんでいただいた翌日、モクモク流の指導で喝!が入りました。 


「やれやれ、なんとか無事にお盆を乗り切れた〜」なんてペースの南山に、
モクモク流から、秋の企画、年末の企画、それ行け〜! とネジが巻かれ、
9月から産直フェアーと銘打って、新米フェアー、短角牛フェアー、椎名牧場の
あんしん村フェアーなどなど・・・、実りの秋に、おいしい食を楽しんでいただく
お祭りを、生産者さんと一緒になっていろいろ企んでいます。


こだわりの近江米や、岡喜牧場の近江牛、岡喜農園の梨、岩手の安家地大根や
海の幸、八千代黒牛のお母さんから分けてもらうおいしいミルクのデザート開発など、
「夏過ぎて、秋来にけらし食欲の〜」と、だんだん楽しくなってきました。


8月25日は、南山の産直近江米の稲刈りです。 刈った稲穂を少しいただいて帰り
店頭に、はさがけにして飾って、都会の子ども達に「お米」の香りを届けようと
思っています。


9月には岩手へ行って、短角牛のもっとおいしい食べ方を勉強し、生産者さんたちと
交流して10月の短角牛フェアーを盛り上げます!


プレゼント満載の秋の産直フェアーをお楽しみに!


そうそう!
今日は短角牛のホルモンが、久しぶりに入荷しました。2・3日で売切れてしまいますが
こんなおいしいものをお客様にお出しできるって、本当に幸せです。



滋賀県の湖東、大中干拓地で、こだわりの米糠農法による米作りをなさっている近江悠紀会の皆さん