ベテランのお客様
ありがたいことに、昨日も短角牛のホルモンが届きました。今週後半にご来店くださるお客様はラッキーです。
届いたホルモンの仕込をしながら「うわぁ〜、ぷりっぷり!! うまそ〜! 食いて〜!!」とスタッフがあせっています。
南山の人気商品は、まずお客様の口に入らねばなりませんので、内輪の人間は遠慮しながら来店し、希少なホルモンにありつかせていただくのです。
ですが、いち早くメールで希少品の入荷情報をゲットなさる南山のお客様は、
もう慣れたもので、先にお電話で南山にお取り置きを依頼なさいます。
遅い時間のご来店でも品切れにならぬよう、予約をしてからご来店くださるのです。
(南山のお知らせメール登録はこちらからどうぞhttp://www.nanzan-net.com/form/form_info.html)
短角のホルモン一番人気はなんと言ってもレバ刺し。ハツ刺しも本当に美味!
ところで、希少品ではない南山のベースのお肉の美味しさの秘密は、こちら。
直売所「あんしん村」併設の椎名牧場で育てられた八千代黒牛です。
乳牛ホルスタインから生まれた、半分黒毛和牛の血を引く交雑種メスです。
南山では、近江牛(黒毛)、短角牛の導入以前に、この八千代黒牛の産直を
スタートさせ、和牛に負けぬ旨さを売りに、「おいしいものはおいしい!」
と、名無しの牛の交雑種にがんばってもらっております。
森安常義先生の本には「肉用肥育されたホルスタインのメスもおいしい」と
ありますから、ホルスタインを母に黒毛和牛を父にもつメス牛が肉用肥育されたら、
そりゃぁおいしいだろうというものです。
この八千代黒牛の人気も絶大で、特にブリスケやモモ角切りなど、惚れ惚れする
お味で、質の安定度は抜群です。
上の画像は一昨年の11月に国産牛の食べ比べ試食会をしたときの椎名さんですが、
このリブロース、ブラインドテイストで、黒毛のメス・去勢を抜いて単独1位の座を
獲得しました。
やはり、美味しいものは美味しいのです。
そんな南山の定番メニューファンの中には、「今日のカルビはどんなん?」と
尋ねてから注文なさるベテランのお客様がおられ、牛の個体差やその日にカルビと
してお出ししているバラの各部位の違いをよくご存知で、「今日の肉は?」という、
プロフェッショナルな質問をして、確認してからお好みの肉を選んで召し上がります。
へたすればお客様のほうが南山のスタッフ以上に「食べて知ってる情報」を
お持ちだという状況になってきたので、スタッフは冷や汗ものです。
最近の人気メニューで売り切れ続出になるのは、実は、手づくりスウィーツたち。
こちらも、食事開始と同時に、デザートの取り置き予約をなさるお客様が
増えてきました。
岩手の山ぶどうジュースでできた山ぶどうゼリーも大人の味が大うけです。
こちらも岩手の、シナノゴールドのジュースでつくったゼリーは
「岩手リンゴのフルーツジュレ」と命名された新顔です。
次はあれを食べよう! と、短角・近江・八千代をめぐり、スウィーツも制覇し・・・と、
そんなベテランのお客様が増えつつある南山です。