yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

「いわて短角和牛」の安全安心、南山の基準



東北応援チャリティイベントとして開催される牛肉サミット(8月20日・21日)に、南山では、予定通り「いわて短角和牛」を出品します。


このお肉を出荷してくださる岩泉産業開発さんから、いわて短角和牛の放射能検査の結果が届きました。6頭分すべてが、セシウム不検出です。


岩手県では検査にどれだけ時間がかかるかわからない状態なので、京都の熱心な検査会社さんをご紹介し、すばらしいスピードで検査協力いただくことが出来ました。
これでもか! というほどの安全証明です。



岩手県全域の牛の出荷停止という荒っぽい役所仕事によって、安全安心が確かな「いわて短角和牛」にまで「汚染の疑惑」という烙印が押されてしまいました。


では、国と県が出荷停止を解除したら、すべての牛肉は安全安心ということになるのでしょうか。


今後、出荷停止が解除されれば、セシウムの検出量が1kg当たり500ベクレル以下の牛肉は、「基準値以下」だから安全ということで、市場に出回ることになります。


それで消費者は納得するのでしょうか。セシウムが490なら安全だからと牛肉を購入するでしょうか。
出荷停止が解除されれば、セシウム490の牛肉もセシウム不検出の牛肉も、「基準値以下」と一まとめにされて市場にでます。


南山は、産地の方々と一緒に「いわて短角和牛」の安全性を確認し、「セシウム不検出」という証明をもらってお客様に「いわて短角和牛」を提供しています。


もしも、基準値以下であっても、少しでも数字に出たとすれば、私たちはお客様に提供しないでしょう。


産地の方には申し訳ないですが、わずかでも検出されるということがあれば、そこから予想される危険性に向き合って対策を立てていただくしかないと思っています。


食の安全安心は、国と県の立場を守るための基準に振り回されることなく、私たちは、お客様と生産者さんの信頼を築く「独自の安全基準」を大切にしていきたいと思います。


南山の「いわて短角和牛」は、「セシウム不検出」という安全な牛肉です。

牛肉サミットでも、しっかりとPRしようと思っています。


是非、牛肉サミットにお越しください。