yakinikunanzan会長の事業承継奮戦記

子育てと事業承継について

食と農の魅力を伝え、人と地域を育てる食育事業

南山では、「食と農をつなぎ、お客様に元気をお届けするレストラン」をめざし、生産者さんや研究者、流通業者さんや料理人、医師や食アドバイザーの方々と共に様々な活動に取り組んできました。
このたび、これまでの活動を発展させて、農水省の「フードチェーン食育活動推進事業」に取り組むことになりました。
http://www.maff.go.jp/j/syokuiku/pdf/26hojyo.pdf


この食育活動推進事業の愛称は「いただきます・ありがとう協働隊」。
南山がこれまで一緒に学んできた「食と農をつなぐ愉快な仲間たち」とともに、
「力を合わせて耕し、豊かに分け合って食す」ことの楽しさ・嬉しさを伝えていければと思っています。

南山が取り組む食育事業の趣旨

畜産と農業による生産・流通・加工・調理までをトータルに学ぶ体験実習を各地の現場で展開し、「命あるものを食すことの尊さと、健康な心身を作るための食べ方」を普及。
この活動を通して国産農畜産物の需要を促進するとともに、未来の食と農の担い手である若者の仲間意識を育て、自炊力・自立力・生活技術を育てる。


「食べる、育む、生きる、つながる」をテーマに、未来の食と農の担い手となる若者(50代〜幼児)を中心に、様々な活動を展開しますので、ぜひご参加、ご協力、ご助言ください。


以下が当面の予定です。


●食べる(命をいただく感謝の思いを「おいしく食べる、元気に食べる」食べ事に!)
※6月22日(日)若者向け料理教室 火を使ってアウトドア料理を一緒に作り分けあいます。
※7月16日(水)牛の解体に挑戦(愛農高校酪農部の牛さんを、貝塚市の北出精肉店さんが解体し、お肉にしてくださいます。(バーベキューやドキュメンタリー映画「ある精肉店の話」の上映なども計画しています。)


● 育む(南山の3階テラスで、プランター野菜づくりやプチ百姓入門!)
※5月17日(土)には田植えに行って、南山の3階に小さな田んぼを作りました!
※6月21日(土)南山の3階テラスで、プランター畑の土づくりと種まき
※7月28日(月)田んぼの草取りと生き物観察 
※8月以降は生ゴミたい肥つくりや、冬には、きな粉づくり・お餅つき、お味噌造りにも挑戦します。
(協力:NPO法人スモールファーマーズ)


●生きる(食と農の分野で活躍される素晴らしい方々の生き方を学ぶセミナーやシンポジウム)
※7月25日(金) 木下牧場さんのお話「国産飼料100%の近江牛づくり〜牛は何を食べて、どんなお肉になっていくのか〜」(さまざまな牛のエサも見せてくださいます)
ドキュメンタリー映画「夢は牛のお医者さん」の上映会もあります。
http://www.nanzan-net.com/info/360
※8月6日(水)屠畜の文化を学ぶ勉強会(イスラム文化と日本の文化の違いを学びます)
※10月24日(金)「牛と共に生きる」元気な農業実践家によるシンポジウム
(ほかにも素敵な方々を講師に、学びの場をもつ予定です。)


●つながる(生産から消費まで、様々な立場の相互理解をはぐくむ見学や体験交流)
※6月18日 北海道の「完全放牧野生牛」の牧場見学ツアー
(農場、牧場、食肉センター、食品加工場見学や、害獣をおいしく食べる取り組みほか、様々な交流イベントを開催していきます)